校長講話

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 皆さん おはようございます。今朝も放送を通しての全校朝礼です。今日は資料を1枚用意しました。それを参考に話を聞いてください。

 九州、岐阜、長野など日本各地で発生したいわゆる「令和2年7月豪雨」は、多くの地域で大変な自然災害をもたらしました。多くの河川が氾濫し、大切な命や家々を失い、今も避難生活を余儀なくされている方々が大勢いらっしゃいます。被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げるとともに、こうした災害に直面するたびに、私は自然の恐ろしさを改めて感じます。

 最近「数十年に一度の大雨」とか「特別警報」とか「かつて経験したことのない高い気温」などといった言葉を頻繁に見聞きします。専門家の中には、こうした問題は「地球温暖化」が原因であると指摘する人もいます。環境省の「2100年の天気予報 夏」によると、「激暑」という言葉で示される東京の気温は42.8度で、最大瞬間風速秒速90mのスーパー台風がくると予想しています。これは、地球環境が悪化した場合の最悪の予測と言われていますが、何も手立てを講じなければ現実のものになってしまかもしれません。
気候変動による異常気象、海や森などの自然環境の破壊や汚染、多発する戦争など、私たちの世界には、解決しなければならない課題がたくさんあります。こうした問題をそのままにしていたら、世界の未来は良い方向に進むどころか、今より悪い方向に進んでしまうかもしれません。

 そこで、世界中の国の代表者、教育や保健などの専門家、女性や若者など、様々な立場の人が参加して、人々のよりよい生活の妨げになっている問題について話し合いをしました。
そして、2015年に、よりよい未来をつくるための「世界の約束」SDGsを国連が定めたのです。
具体的に17の目標が挙げられており、2030年までの達成を目指しています。お渡ししたプリントに印刷されているカラフルなSDGsの図を、みなさんどこかで見かけたことはありませんか。
2030年といえば皆さんは23歳〜25歳の成人となっているはずです。その時、皆さんはどんな大人になっているのでしょう。また、この地球はどんな世界になっているのでしょう。

 この17の目標の一つ一つを見ていくと、どれも地球規模の大きな問題で、自分には遠い世界のこと、自分たちだけでは解決できない問題であると考えてしまいがちです。でも、実はSDGsを実現するためには、私たち一人一人の小さな行動がとても重要なのです。では、私たちには何ができるのでしょうか?実はその問いに正解はありません。なぜならSDGsにはこうしなさいというルールや決まりが一切ないからです。実際に何をどのように取り組むかは私たち自身に任されているのです。


 生徒会が行っているペットボトルキャップ回収や、教室移動時に電気を消す行動、給食の残菜を減らすことなど、一つ一つの行動はとてもシンプルですが、自分たちにできることはたくさんあると思います。まずはSDGsの17の目標を知ることから始めていきましょう。

 松沢中学校では、これからSDGsについて学校全体で学習し、取り組んでいこうと思っています。その中で、皆さん一人一人が、「自分たちのために、未来のためにできることは何か」を考え、自分のできることから実行していってほしいと思います。(校長 山村 恵子)

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