2学期始業式校長講話

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2学期始業式講話

 みなさん おはようございます。まだまだ暑い日が続きますが、今日から2学期が始まりました。体調はどうですか?気持ちは充実していますか?感染予防対策には引き続き気を付けながら、早く生活のリズムを戻して、元気に過ごしていきましょう。
 今朝も感染予防対策のため、放送によるお話になります。

 さて、今日は“燃やせ!希望の炎!”というお話をします。

 本来なら東京2020オリンピック・パラリンピックの開会式が行われることになっていた7月23日、白血病から競技復帰を目指す競泳女子の池江璃花子さんが、メイン会場の国立競技場に登場し、スピーチを行いました。
 新型コロナウイルスが世界を覆う中、4分10秒にもわたるスピーチの中で、池江さんは、オリンピック目指して必死に練習を重ねてきた自分が白血病になった時の驚きや苦しい気持ち、そしてお世話になった医療関係医者や自分を応援してくれている全ての方々への感謝の言葉を述べました。
 そして、こんなふうに続けます。

「TOKYO 2020。
今日、ここから始まる1年を単なる1年の延期ではなく「プラス1」と考える。それはとても、未来志向で前向きな考え方だと思いました。
もちろん、世の中がこんな大変な時期に、スポーツの話をすること自体、否定的な声があることもよくわかります。
ただ、一方で思うのは、逆境からはい上がっていく時には、どうしても、希望の力が必要だということです。
希望が、遠くに輝いているからこそ、どんなにつらくても、前を向いて頑張れる。
私の場合、もう1度プールに戻りたい。その一心でつらい治療を乗り越えることができました。
世界中のアスリートと、アスリートから勇気をもらっているすべての人のために。
1年後の今日、この場所で、希望の炎が、輝いていてほしいと思います。」
 
 池江さんは、8月29日に行われた「東京都特別大会」50メートル自由形に出場し、昨年1月のレース以来1年7ヵ月ぶりにレースに復帰しました。
 結果は、10人が泳いだ組で一着に入り、自分の目標としていたタイムを大きく更新しました。

 今回のレースを終えての大きな一歩に「楽しかったのももちろんだけど、1本終えてすごくホッとした」と話し、記念すべき再出発の瞬間を「第2の水泳人生の始まりかな」と表現した池江さん。

 退院直後の昨年12月には、体重は10キロ以上減り、うんていにぶら下がっての懸垂は1回もできなかったそうです。
 ここに至るまでには池江さん自らが言っているように「遠くに見える自分の目標」に向けて、希望の炎を燃やし続けて必死で闘ってきた毎日があったのだと思います。

 未だ新型コロナウイルス感染症の収束が見えず、今まで当たり前のようにできていたこともできなくなったり、制限を受けたり、通常の日常生活が送れないことはとても残念です。

 でも、皆さんには、半年後、1年後、2年後、「こんなふうになっていたい」という希望の炎を輝かせて、それに向けて一日一日を工夫しながら大切に過ごしてほしいと思っています。

 この2学期、1年生は松沢中生徒という自覚をもち、中学生として責任ある行動ができるようにすること、2年生は落ち着いた学習環境を築き、松沢中のリーダーとしての自覚と力を養うこと、3年生は3年間の努力を実らせ、自らの進路を切り拓くことに全力を注いでください。
  
 皆さんの活躍に期待しています。   (校長 山村 恵子)

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