「春の七草」の一つ、ホトケノザの正体は!
- 公開日
- 2015/05/05
- 更新日
- 2015/04/30
八幡の自然
1362年に出された河海抄に初めて出てきたといわれる春の七草。「芹、なづな、御行、はくべら、仏座、すずな、すずしろ、これぞ七種」として言われ、これを食べると健康に過ごせると言われてきました。「春の野に出でて若菜摘む」というのも、七草を摘む風景から読まれた歌だと思われます。
セリやナズナは今でもその名が残っているのでわかりやすいのですが,他の植物の現在の名前はあまり知られていません。
芹・・・・・・セリ
なづな・・・・ナズナ
御康・・・・・ハハコグサ
はくべら・・・ハコベ
仏座・・・・・コオニタビラコ
すずな・・・・カブ
すずしろ・・・ダイコン
仏座は、現在のホトケノザではありません。コオニタビラコの事です。写真のように八幡ファームにも育っている強い草です。
これらの野草を春に食べ、一年の健康を祈ったという事から、春の七草をお粥に入れて食べる習慣が広がったと言われています。