学校日記

ウサギがもう1匹?!

公開日
2009/04/10
更新日
2009/04/10

校長室だより

 本校で昨年度2月から飼い始めたウサギの「ラッキー」については、当ホームページでも何度かお知らせしてきました。(写真上)ずいぶんと大人っぽくなって体も大きくなりました。ところで、写真下のウサギが仲間入りしました。・・・といっても次のようないきさつがあります。
 一昨日、本校の男子児童が放課後、東門付近で、通りかかった女の人に
「弱っているウサギを公園で見つけ、かわいそうなので引き取ってもらおうと思い獣医さんにもっていったところ、診察はしてもらえたのだが、引き取ることはできないと言われ困っている。そこで、だれかに飼ってもらいたいのだけど・・・」
と声をかけられたそうです。
動物に興味のあるその子は、家で飼おうと思ったのですが、いろいろな事情があり飼えないということで、保護者から私が相談を受け、とりあえず一時的に引き取ることになりました。今は、校庭東側の飼育小屋にいます。今後、獣医さんに診断をしてもらい、病気をもっていないことなど安全が確認されたら、本校でこの先も飼育したいと思っています。
 それにしても、責任能力のない子どもに動物を押し付けていった(・・・気持ちとしては押し付けたとは思っていないのかもしれませんが・・・)方には、もう少し物事をしっかり考えてほしいと思います。幸い、本校でもウサギの飼育数を増やそうと思っていたところですから、今回は受け入れました。しかし、場合によっては、受け入れ先がなくて、かわいそうですが処分ということもあり得るわけです。
 動物を飼育するということは、一つの大切な命の責任をもつことです。引き取ったばかりの昨日は小屋の隅でじっとうずくまりふるえていました。手を差し伸べても低くうなるだけでした。えさをやってもひっくりかえしてしまう有様でした。それでも辛抱強く世話をしたところ、与えた水をのみ、やっと落ち着きを取り戻し、えさも食べるようになり一安心。今日は背中をなでてもじっとしているくらいなれました。もしかしたら公園に捨てられたウサギなのかな?それとも飼い主の手にあまったのかな?・・・どちらにしてもかわいそうなのはウサギです。
 動物を飼う責任というものを、しっかりと考えてほしいと強く思っています。
 断っておきますが、本校ではこれ以上飼育数を増やすことはできません。まちがっても学校に押し付けるようなことはなさらないようにお願いします。