学校日記

2月4日 全校朝会

公開日
2013/02/07
更新日
2013/02/07

今日のできごと

昨日2月3日は節分でした「節分」とは、季節を分けるという意味です。暦の上では、昨日までは冬で、今日2月4日は「立春」といって今日から春だということです。
 さて、昨日みなさんのおうちでは、豆まきをしましたか。家の中にいる鬼を追い払って、この1年、家族みんなが健康に暮らせますようにと願う昔からの行事です。豆(大豆)をまいて鬼を追いだし、いわしとヒイラギを玄関先に飾り、追い出した鬼が入ってこないようにします。
 さて、節分にちなんで、今日は、鬼の出てくる本の話をします。
 昔から、鬼は人間からこわがられたり、恐れられたり、嫌われたりする代表でした。昔からいろいろなたとえとして鬼という言葉がつかわれてきています。 鬼の目にも涙、鬼の居ぬ間に洗濯、鬼のような人・・・、悪者として登場することが多いのですが、こんないいお話があります。
 「泣いた赤鬼」は知っていますか。ある心の優しい赤鬼は、何とか村人と仲良くなれないかと「お茶を用意しています。いつでも遊びにきてください」と張り紙をするのですが、誰も怖がって来てくれません。
そのことを友達の青鬼に相談すると、青鬼は「俺が村人の家に入って暴れるから、この俺をぼこぼこにやっつけてくれ。そうすれば、村の人たちは赤鬼君のことをやさしくていい鬼だと思ってくれるだろうから。」そういって、さっそく、青鬼は村人の家に行って暴れ回ります。そこにやって来た赤鬼は、なかなか青鬼をなぐれません。「早くなぐれよ!」「えーい、青鬼君ごめん!」といって、青鬼君をなぐります。なぐられてけがをした青鬼は、一人さみしく山の自分の家へ逃げていきました。しばらく顔をみないので心配になった赤鬼は、青鬼の家をたずねます。しかし青鬼の家は空っぽです。そこには、青鬼君からの手紙が・・・・。
さて、その後は、ぜひ本を読んでみてください。
 そのほかにも、「ソメコとオニ」「おにたのぼうし」など、鬼と人間の心温まるお話もあります。悪者の代表として人間が勝手につくりあげた鬼ですが、ひとつの見方だけでなく、べつな見方をすることも大切ですね。
図書館に、図書の先生が鬼が出てくる本のコーナーを作って並べてくださっています。ぜひ読んでみてください。