学校日記

3月11日 全校朝会

公開日
2013/03/12
更新日
2013/03/12

今日のできごと

おはようございます。
 先週の水曜日、駒沢中学校と三軒茶屋小学校の先生方にみなさんの勉強の様子をみていただきました。その後、先生たちの勉強会をしましたが、2校の先生方から「駒小の子どもたちは、どのクラスも落ち着いて熱心に勉強していますね。」「『こんにちは』とたくさんの子どもがあいさつしってくれました。」とおほめの言葉をいただきました。

さて、今日のお話は、「311を忘れないで・・」ということです。
2年前の3月11日午後2時46分、東日本大震災が起こりました。みなさんも学校やおうちにいて、激しい揺れで怖い思いをしたと思います。
あの地震や津波で亡くなった人が1万5881人もいます。2年たった今も行方不明の方が2668人もいます。震災関連死(大地震・津波・原発事故等に伴う避難やストレスによる体調悪化などでなくなられた方)といわれる方が2554人もいます。(3月8日警視庁調べ) そして、2年たったいまも避難生活を送っている方が31万人以上います。私たちは、大変な思いをして暮らしている方々の悲しみや苦難を深く理解できる人になりたいと思います。ここに、亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災地のできるだけ早い復興を心から願っています。大地震が起こった午後2時46分に、校内放送を入れますので、全校のみなさんも黙とうをしてください。

ここで、いわき市立K小学校の6年生が書いた文章を紹介します。

人と人との関係 
ぼくは、3月11日の津波で、ぼくの大切な野球の道具などを多く失いました。地震や津波は危険なものです。家族を失った人たちもいます。
 でも、みんなで力を合わせて、人を助けることで、人と人との関係ができていくことがわかりました。祖母の知り合いは、自分も被災しているのに、支援物資を送ってきてくれました。
 人と人との関係があってこそ、3月11日の地震や津波を乗り越えてこられたのだと思います。
 地震や津波で、よくないことがあったけれど、そのおかげでぼくは、助けられてばかりだったことに気付きました。これからは、困っている人に手をさしのべていこうと思いました。  (防災教育補助教材より引用)

これからも、私たちは、困っている人に手をさしのべて助け合っていくことが大切です。駒沢小学校でも、一昨年、代表委員会が中心になって、募金活動をしたり、夏手作りのうちわに、心を込めて絵や言葉を書いて送ったりしました。少しでも被災地の方々が元気になるようにいう皆さんの思いが届いたと思います。これからも、共に生きるということを考えて行動してほしいです。
また、昔から「備えあれば憂いなし」と言います。「必要な準備、十分な備えをしていれば、憂い、心配や不安・悲しみはなくなる、または少なくなる」という意味です。地震においても、学校では避難訓練をしっかりする、また、教室でも、自分たちがどんなことに気を付けて生活していけばよいかを担任の先生と一緒に考えていくなど、できる備えをしていくことが大切です。PTAの方から、ペットボトルの水や乾パン・レスキューシートをいただき、万一の地震に備えています。有り難いことです。
家庭ではどんな備えがあればいいかを、この機会に、お家の人と話し合ってください。
これでお話をおわります。