学校日記

5月13日 全校朝会

公開日
2013/05/14
更新日
2013/05/14

今日のできごと

おはようございます。
 運動会まで、2週間、どの学年の子ども達も、先生方の指示を聞きながら、一生懸命練習している姿はとてもすばらしいなあと思います。運動会当日までけがや病気をしないよう、体をいたわりながら頑張ってください。
さて、今日は、「富士山世界文化遺産へ」というお話をします。(富士山へ登ったことがある人は手を挙げてください。)富士山は、静岡県と山梨県の県境にそびえる日本一高い山です。(海抜3776メートル)そして、すそ野を長く引く、美しい形をした山です。神様が宿ると信じている人も多くいます。
江戸時代に葛飾北斎という浮世絵の画家が日本各地から望む富士山の景観を描いています。富嶽三十六景の中には巨大な波の中に富士を描いた作品や「赤富士」と呼ばれる作品が有名で、皆さんの中にもみたことがある人がいると思います。(6年の社会の教科書にのっています。)その他の画家や写真家でも富士山を題材にした絵や「富士の山」の歌などたくさんあります。(千円札の絵にもなっています。)
 その富士山が、今月初めに世界遺産に登録されることが確実になりました。富士山は古くから日本文化の象徴として親しまれ、日本人の心の中で崇められていました。富士見坂・富士見通り・富士見が丘・富士見台・富士神社など富士のつく地名が各地にあることからもわかります。
すばらしいニュースでしたが、実は20年以上前から「自然遺産」として申請していましたが、なかなか認められませんでした。なぜだと思いますか。それは、ゴミの不法投棄、多くの人が入り込んでいること、五合目あたりはペットボトルなどが散乱していて、出るゴミの量があまりにも多いなど環境問題が指摘されていたため、本来の自然が保たれていないということで、自然遺産としては登録できませんでした。でも今回、「文化遺産」として、信仰遺跡・神社・忍野八海などが認められそうです。
皆さんの中でも、これから富士山に行く人がいるかもしれません。今回世界遺産にされることをきっかけに自然を守ることについても考えてほしいと思います。これは、富士山のことだけの話でなく、駒沢小学校、世田谷区、東京都など、身近な自然を大切にする心を忘れないでほしいと思います。                これでお話を終わります。