5月20日 全校朝会
- 公開日
- 2013/05/22
- 更新日
- 2013/05/22
今日のできごと
おはようございます。
今週の土曜日は運動会です。今週はまとめの練習だと思いますので、一回一回の練習を大切にして、赤組も白組も力を合わせて頑張ってください。少し暑くなってきましたので、水分を補給するなど、体をいたわりながらしてください。
さて、今日は、みなさんが何気なく使っている数は、どのようにして生まれたのかをお話をします。
1年生は、もう数字を勉強しましたか?では、○○を数えてみましょう。
そうですね。しかし、この数字ははじめからあったわけではありません。私たちの祖先は、数を把握するために、さまざまな工夫をあみ出してきました。
たとえば、放し飼いにしている牛が夜、小屋の中に入るのを1頭ずつ確認しながら、かごに入った石を別のかごに移動させました。
「あ、モーちゃんが帰ってきたぞ。」(石を一個移動) 「次はモウモウくんが帰ってきたぞ。」 (石を一個移動) 「モーモッチョちゃんが帰ってきたよ。」(石を一個移動)・・・という具合です。 (例示)
つまり、牛と石をあらかじめ、同じ数にしておけば、すべての石を移動したとき、すべての牛が小屋に戻ったことになります。
しかし、数の把握に、いちいち石をもって歩くのは、不便ですね。そこで、考えられたのが、それぞれの数に対して、それぞれの呼び名をつけることでした。(でも、いきなり1、2、3のような数専用の言葉が使われたのではないようです。)
たとえば、今私たちが使っている「1」のことを、世界に1つしかないと考えられる太陽と関連づけて、「太陽」と名づける。「2」は「鳥のはね」、「3」は、クローバーの葉、「4」は牛のあしというようなものだったと考えられていたようです。おもしろいですね。
ずいぶん昔の人は、「あれっ、パンが『太陽』だよ。昨日は『牛の足』あったのに、誰かが『クローバーの葉』だけ食べたんだよ。」というような会話をしていたかもしれませんね。
みなさんなら、5、6、7・・という数は、どのような呼び名をつけますか。そして大きな数を表すために、人類はどんな工夫をしてきたのでしょうか。
また、いつかお話ができるといいと思います。
これで終わります。