10月11日 図工室より(1)
- 公開日
- 2017/10/12
- 更新日
- 2017/10/12
学校日記
3年生が最近取り組んだ題材は、「木の枝でマイペンをつくろう」。切り出し小刀の使い方を身につけ、枝の先を削り、描くための道具をつくりました。まず小刀のしくみ、さやの抜き方、小刀の持ち方など基本的なことを学習したあと、割りばしを使って削る練習をしました。授業の冒頭、子どもたちの前で割りばしを削って見せると「鉛筆削りで削ったみたい!」という声があがりました。「先生が小学生のときは、全員小刀を買って、自分で鉛筆を削っていたんだよ」と言うと、「えー、こわ〜い」という声が返ってきました。確かに刃物と言えば、新聞やニュースで間違った使い方によって起きた事件等がたびたび報道されていますから、子どもたちにとって恐ろしいものという印象が強いのかもしれません。一方、「早く使いたい!」と興奮気味の子どももいます。小刀は料理をするために欠かせない包丁と同じく、長い歴史の中で人間がつくり出した生活を豊かにするための尊い道具であることは間違いありません。この授業を機会に、道具の正しい使い方、道具との向き合い方、そのようなことを実感として掴んでほしいなと思っています。
授業の最後に、飾り付けをしました。使ってみたくなる、人に見せたくなる世界に一つだけのマイペンができました。次回はこのペンを使って描きます。(図工専科)