学校日記

全校朝会(3月5日 学校長の話)

公開日
2012/03/09
更新日
2012/03/06

今日のできごと

共に生きる・・
おはようございます。
あと13日で3学期も修了です。先週、6年生を送る会・交流給食がありました。お世話になった6年生のために、5年生から1年生の人たちが心を込めて企画・準備をしました。6年生にとって、きっと思い出に残るいい1日だったのではないかと思います。
この1年をふり返ると、何気ない毎日の生活にも、運動会・学習発表会など大きな行事でも、1年生から6年生の子ども達・保護者の方々・地域の方々・学校で仕事をしている先生・主事などたくさんの人たちと共に生きていることを実感します。今日は、今月のテーマ「共に生きる」についてお話します。
 最初に、皆さんが書いた110周年の記念誌からいくつか紹介します。
 (1・2年は楽しいこと、うれしいこと。3・4年はがんばっていること。5・6年はぼくの夢、わたしの夢。)
1年・・お友達と先生とかみんなに会えてうれしかったです。
あさがおがさいてうれしかったです。
   かぶとむしがおとなになってうれしいです。
   ミニえんそくが楽しかったです。
2年・・毎日やさしい友達と休み時間に遊んで楽しいな。
   きのこの部屋の読み聞かせが楽しいな。
いつも、給食がおいしいのでうれしいです。せかい一おいしいです。
3年・・学校を1回も休まないように頑張っているよ。
漢字テストを100点とるようにがんばっているよ。
   リコーダーがきれいにふけるようにがんばっているよ。
4年・・人の発言を聞いて、しっかり書くこと。
   かんきょうの新聞をがんばりたいです。
毎日元気よくあいさつをしています。
   球技クラブでチームの役にたちたいです。
5年・・みんなをよろこばせられるようなおもちゃの企画者になりたい。
   獣医になって動物の命を救いたい。
   みんなに喜んでもらえるような洋服をデザインするデザイナーになり
たい。
6年・・人の心を理解し、人の心を傷つけない人間になりたいです。
   外交官になりたい。世界の人々と交流を深め戦争のない平和な世界をつ
くりたい。
   私は将来困っている人がいたら、ちゃんと助けてあげられる大人になり
たい。
このように、皆さんの文章から、いろいろな人や自然と共に一生懸命生きていることが伝わってきて、胸が熱くなりました。

今から、ちょうど1年前、あの東日本大震災が起こりました。家族を亡くしたり、あるいは家や大切なものをすべてなくしたりした人々が大勢います。皆さんの中にも親せきの人や大切な人が被災した人もいらっしゃると思います。
1年たった今も大変な思いをしながら頑張っていらっしゃる方々がたくさんいます。そして、その被災者の方々を支えていらっしゃる人たち(行政・医療・消防・警察・自衛隊など)が日本にも世界にも、数多くいます。

以前、岩手県陸前高田市の海岸線で、震災でたった1本だけ残った樹齢200年以上の「一本松」の映像をみたことがあると思います。震災後「希望の松」と名付けられ復興の象徴として、この一本松の保護に行政や企業の多くの人が、動きました。様々な対策を専門家の知識でほどこし、松の存続を試みましたが残念ながら、12月に枯れてしまいました。そのわけは、7万本もあった周囲の松林が消え、孤立し夏の暑い日差しを直接受けた影響が強いとのことでした。
最後までがんばって生きた一本松から多くの人が勇気や希望をもらいました。

駒沢小学校の皆さんも、募金・メッセージや絵入りの手作りのうちわを送りました。そして先月はユニセフ募金をしました。これからも、日本や世界で困っている人たちのために、私たちができることから応援していけるといいと思います。ぜひ、みなさんも一緒に考えてください。
 今日は「共に生きる」ということについてお話しました。