おはようございます。
５月２１日には、すばらしい天体ショー、金環日食が見られました。
明後日６月６日に、今度は、金星が太陽の前を通過する天文ショー「金星の太陽面通過」が見られます。
金星は「明けの明星」（日の出前に東の空に見える時があります。）とか「宵の明星」（日没後に西の空に見える時があります。）とかいわれていて、肉眼でも見られます。
６日の太陽面通過は、太陽と地球の間に金星が入り、一直線に並んだときに起こります。金星も太陽の周りをまわっていますが、金星は太陽を一周するのに、２２５日かかります。地球は３６５日かかりますが、それぞれの軌道が少し（３．４度）傾いているそうです。このようなことがからみあって、一直線上に並ぶことがおきるわけです。

（図をみせる。）

前回は２００４年６月でしたが、次回は、何と１０５年後だそうです。東京では、６日午前７時１０分頃、黒い点のように見える金星が、太陽の表面の左上からななめ右下に向かって通過し始めるそうです。そして、約６時間半後の午後１時４７分頃に太陽の表面から出ていくそうです。

当日は、是非晴れるといいですね。でも、金環日食と同じように、絶対に、太陽を直接、肉眼で見てはいけません。目を傷めます。遮光版などを使ってきちんと目を保護しましょう。（授業中、クラスのみんなと見る場合は、担任の先生の指示にきちんと従って、安全な観測ができるようにしてください。）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これでお話をおわります。