学校日記

12/7 大蔵大根のお話(3年)

公開日
2017/12/07
更新日
2017/12/07

できごと

 世田谷の地場野菜である「大蔵大根」について、大塚さんをお招きし、お話いただきました。「昭和40年代まで世田谷で育てられていた大蔵大根が、青首大根の登場によって衰退してしまったこと」「平成9年度から、区内の農家の方が地元ゆかりの野菜である大蔵大根を見直し、再び栽培を始めたこと」などを丁寧にお話下さるのを、子ども達は聞き漏らすまいと必死にメモを取っていました。
 栽培過程のご説明の中で、立派な大根を育てるためには、土づくりが大切であることをうかがい、「札元農園の高橋さんと同じだ」と、前回の農家見学で学んだことを意識しながら聞く様子も見られました。
 何よりも興奮していたのは、教科書や資料では見ていた大蔵大根を手にすることができたことです。実際に触って重さを感じ、その立派さに子ども達は驚きの声をあげていました。
 今日の給食は大蔵大根を使ったおでんと、菜飯でした。「普段の大根より甘みがあるよ!」「すごく味が染みていて美味しい!」と大喜び。食缶もきれいに空になりました。自然の力を活かしながら力強く育てられた大蔵大根の味を味わいながら、食べることへの感謝も気持ちも抱くことができました。
 大塚様、貴重な経験をありがとうございました。