校内研究会 1年道徳「しんせつにすると」
- 公開日
- 2024/12/05
- 更新日
- 2024/12/05
できごと
11月27日(水)、1年2組の向地学級で、今年度最後の校内研究授業が行われました。
今回の授業で使用した教材「はしのうえのおおかみ」は、一本橋の上でうさぎやたぬきを「えへん、へん」と追い返していたおおかみが、くまに親切にされて気持ちが変わり、最後には自分もうさぎに、「えへん、へん」と親切にするというお話しです。
授業の中で、役割演技を行い、実際に登場人物になりきって「えへん、へん」を言いその気持ちを体感する活動を行いました。1回目に追い返す場面の「えへん、へん」は、みんな威張ったように強い言い方で演技をしました。それを見ていた児童も、追い返すことができて嬉しい、満足だという意見が出ました。2回目の役割演技は、くまに親切にしてもらったおおかみが、うさぎに道を譲ってから言った「えへん、へん」でした。実際にやってみると、1回目よりも優しい言い方で演技をする様子が見られました。他の児童からは、やさしい気持ちになった、おおかみもうさぎもいい気持ちになった、という意見が出ました。役割演技を行い、実際に言ってみることで、それぞれの「えへん、へん」の言い方の違いに気づくことができました。
「親切」について、その基準や経験は児童によって様々で、イメージする場面も異なります。クラス全体で具体的な経験を共有することで、「親切」というもののイメージが浮かびやすいと考え、事前に、「自分が親切にしたこと」や「誰かに親切にしてもらったこと」のアンケートを取りました。「親切にしたこと」を取り上げ、児童の実体験をもとに、「親切」とは何かというところに迫る学習となりました。まとめでは、これからしたい「親切」について考え、ワークシートに書きました。転んだ人がいたら助けたい、お年寄りに席を譲りたいなど、今後親切にしたいことを、一人一人考えることができました。