道徳月間の取り組みで1組の担任が2組で授業をしました。

「わたしのせいじゃない」では、いじめについて考えてみました。

いつも時間を守らない　A君　遊びにいつも遅れてきます。

A君が仲間に入ると遊びの時間が短くなります。いつも、はっきりしないA君。

そんなA君と遊ばないと決めた僕とＢ君。

はじめは、A君が悪いんだから仕方がないよというのがクラスの大半の意見でした。

そこに「A君が時間の管理が苦手な子」だったらという仮説が加わると考えが変わってきます。

人は、苦手があり努力してもなかなかできるようになることが難しい人もいるんだよと伝えることで、さらに考えが深まっていきました。

「一方的に遊ばないのはいけない」「相手の人に寄り添ってあげたい」「見た目だけでなく、なぜこうなってしまうのか考えたい」と相手のことを考えようとする気持ちに変わっていきました。

どうしても、自分を基準に判断してしまうことが多い子どもたち。

「わたしはできるのになぜできないの」「わたしはそれ言われても嫌じゃない、だから言ってもいい」

相手のことは考えていてもその基準はいつも自分。

大人でもちょっと難しいですが、もし、目の前の相手がそのことに苦手をもっている人だったら……と考える新しい視点を、感じられたらと思って授業をしました。