教科「日本語」について
ことば。 ことばには力があります。 私たちは、たった一つのことばから生きる勇気を得ることがあります。 ことば。 私たちは、ことばを使って考えます。ことばを使って考えや思いを伝えます。 私たちのかけがえのない宝である「日本語」は、日本の文化とともに受け継がれてきました。 新たな文化が生まれ、新たなことばが生まれます。 あることばが使われなくなるということは、そのことばの背景にある文化や自然が失われることにほかなりません。 今、私たちはことばを大切にしているでしょうか。 世田谷区では、教科「日本語」を創設しました。 子どもたちが、ことばの大切さに気づき、ことばを通して深く考え、自分を表現して心を通わせる喜びを知り、日本文化を大切にして、新たな文化を創造してほしいという願いから教科「日本語」は生まれました。 (世田谷区教育要領 総則より)
教科「日本語」のねらい
教科「日本語」のねらいは、前述のように、言葉が考える基盤であり、表現する基盤であり、日本語が日本文化の基調にあることから、次の3点としています。
・深く考える児童・生徒の育成
・自分の考えや思いを表現することができ、コミュニケーション力をもつ児童・生徒の育成
・日本文化を理解し大切にして、継承・発展させることのできる児童・生徒の育成
○ 中学校では、この3つのねらいに合わせて「哲学」、「表現」、「日本文化」の3領域を定め、それぞれの領域の教科用図書を作成しています。
○ 教科「日本語」では、次に示す学習などを推進しています。
・日本語の響きやリズムを楽しみ、美しさを味わう
・言葉の働きなどの理解を深める
・論理的思考力を身につける
・自分の言葉で表現する力を身につける
・コミュニケーション能力を身につける
・課題発見・解決能力を身につける
・文学的素養を身につける
・郷土に伝わる文化を理解し継承する
・日本の文化を理解する
・読書の習慣を身につける (世田谷区教育要領 総則より)
美しい日本語週間 1月 「美しい日本語を世田谷の学校から」
- ことばをいつくしむ
- 忘れずにあいさつする
- 正しい発音を心がける
- 尊敬の気持ちを大切にする
- 明快で簡潔に表現する
- 伝え方を工夫する
- 自分のことばに責任をもつ
- 書くことを大事にする
- 地域のことばを見直す
- 国際語としての自覚をもつ
「10のすすめ」文化庁長官 佐々木正峰氏(平成13年度)
▼美しい日本語を世田谷の学校から平成26年度 教科「日本語」公開授業
第1学年 環境について考えを深める
第2学年 アサーティブな自己表現をする
第3学年 歌舞伎の「息をつめる」ことについて考える
協議会
平成25年度 駒沢中学校の授業
1年生「哲学」領域 考えることについて考える
2年生「表現」領域 聞くということ ディベート
平成25年度は、毎週火曜日の3時間目に全クラス一斉に授業を行っています。小学校の教科「日本語」の学習と接続し、考えることを楽しみ、表現することを楽しみながら授業が進んでいます。
歌舞伎鑑賞教室
世田谷区では、7月に全中学校で歌舞伎鑑賞教室を行っています。駒沢中学校では、その事前指導、事後指導をていねいに行い、効果を上げています。
平成24年度 教科「日本語」地区公開授業
▼教科「日本語」公開授業のご案内 ▼教科「日本語」学習指導案公開講座の様子 1年生
公開講座の様子 2、3年生
公開授業を参観された方のアンケートでは「生徒がはつらつとして、先生とのコミュニケーションもよく、興味を引きつける活気のある授業だと思いました。」「生徒にわかりやすく説明し直していて、よい雰囲気ができていました。」などの感想をいただきました。
「美しい日本語」週間
駒沢中学校では、1月に「美しい日本語」週間を設定しています。日常生活における「日本語のよさ、美しさ」を再確認する指導や、百人一首大会を通して、母語である日本語を大切にする取り組みを進めます。
日本文化理解教育 茶道(3年生)
平成24年度 世田谷区立中学校教育研究会 教科「日本語」部会 研究授業
▼教科「日本語」学習指導案研究授業の様子
1年生の哲学領域「二十一世紀に生きる君たちへ」の研究授業を、本校の坂本教諭が行いました。協議会では、区教育委員会の先生や他校の校長先生、副校長先生をはじめ、多くの先生方に「すばらしかった」という評価をいただきました。
ことばのコラム
ことばのコラムは、ことばについて気づいたこと、思ったこと、気になることなどを掲載していきます。
文化庁「国語に関する世論調査」
▼国語に関する世論調査のページへジャンプ美しい日本語はどこへ(おかしな表現と日本語の誤用)
- 「がっつり食べる」
- 「目から鱗です」
- 「お言葉ですが」
- 「私のお父様が」
- 「的を得た」
- 「こちらでよろしかったでしょうか」
- 「話が煮詰まって困った」
- 「食事をいただかせていただきます」「学ばせていただいております」
- 「体調を壊す」
- 「愛想を振りまく」
- 「とりつく暇もない」
- 「口先三寸」
- 「合いの手を打つ」
- 「とんでもございません」
- 「私の方から説明します」
- 「○○じゃないですか」
- 「超○○」
- 「○○ですとか、」
- 「割愛する」
- 「にやける」
- 「お返事」と「ご返事」
- 「うがった見方をする」
- 「失笑する」
- 「姑息」
- 「すべからく」
- 「なおざり」と「おざなり」
- 「情けは人のためならず」
学校日記
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配布文書
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