台風一過の青空のもと
- 公開日
- 2018/10/01
- 更新日
- 2018/10/01
できごと
未明まで吹いていた強い風もおさまり、校舎には残暑のような日差しが当たっています。今日から10月。今朝の全校朝会での学校長の話です。
「おはようございます。
今こうして全校朝会で話を聞く姿勢を見ていると、改めて船橋希望中学校の生徒ひとりひとりが集まったとき発揮される集団の力を感じます。
先週の生徒会朝礼で役員のひとりが皆さんに話した内容に共感しました。それは対面式の行事説明の原稿を考え、何度も先生からダメだしされ、心が折れそうになった時、一番うれしかったのは、前に立って話をした時に、みんなが顔を上げて真剣に聞いてくれたことだ、という話です。
フナキボ生にとっては当り前のことですが、顔を上げ人の目を見て話を聞く姿勢は話し手にとってはものすごく幸せを感じるものです。それは、今こうして皆さんの前で話をしている私も同じ気持ちです。全校朝会の話題をあれこれ考え、何度も原稿を書き直し、見なくても言える様に朝電車の中で定期考査の朝の中学生のように暗記した甲斐があったと感じる瞬間です。
先月の修学旅行でも7期生が、大変お世話になった旅館の人に感謝の気持ちをメモ帳に書いて部屋に置いてきました。部屋に掃除に入った旅館のスタッフがうれしそうに報告しに来ました、という内容の直筆のお手紙を若女将からいただきました。その手紙には7期生のメッセージのコピーが添えられていました。本当に喜んでくれたのだな、ということが伝わってくるお手紙でした。
何気なくやっていることが、実は人を勇気づけたり、人を幸せにすることがあります。なぜならば、そのように感じる行為は自分の心の中の良心に基づいた行動だからです。真剣に話を聞く態度、相手を元気にするあいさつや、その場にいる人まで身が引き締まる思いがする朝会での集合の仕方など、フナキボ生だからこそできることで、学校を訪れた人や出掛けた先で出会った人の心に、ここまでできるという感動と勇気をこれからも与え続けてください。」