学校日記

放送朝礼

公開日
2023/10/16
更新日
2023/10/16

できごと

今日はインフルエンザの流行のことも考え,全校朝礼は放送に切り換えました。

【全校朝礼の学校長の話】
 おはようございます。
 先週は朝練習のため、いつもより早起きをした人が多かったことでしょう。今週の土曜日はいよいよ学芸発表会の本番です。先週から朝、教室を回ると、学発委員がクラスのために書いているメッセージを黒板で毎日、見かけるようになりました。中には全員に手書きでメッセージを付箋に書いて机に貼ってあるクラスもありました。みんなの気持ちがひとつになってほしい。聞いている人に感動を与える合唱にしたい。といった溢れる思いがそのメッセージから伝わってきます。でも、なかなか思ったような合唱ができず、こうして欲しい、あそこがダメ!という厳しい指摘も多々あるようです。
 どう伝えたらみんなが理解してくれるか、ひとつヒントを差し上げましょう。太平洋戦争中の連合艦隊司令長官・山本五十六の有名な格言です。「やってみせ 言ってきかせて させてみせ ほめてやらねば 人はうごかじ」現代語に直すと「まず自分が自らやってみせて 説明をしっかりして理解をしてもらうこと。その後に相手にやってもらい いいものは誉めてあげなければ 人を動かすことはできませんよ」というものです。実はこの格言には続きがあります。「それでもダメなら 話合いをし 相手に耳を傾け 相手を認め 口出しをせず任せてやらせないと 人は育ちません」「さらに 相手がやっている姿を 感謝で見守り 信頼をしなければ その人が成功することはない」という内容です。
 ん〜こんなに忍耐強いリーダーにはなかなかなれないかもしれません。しかし、リーダーだけでなくすべての生徒が「しっかり説明して理解を得ること」「相手に耳を傾け相手を認めること」「相手がやっている姿を感謝で見守り信頼をすること」この共通項を大切にすれば、あと5日間のクラスや学年の成長はきっと想像を超えてくるものになるでしょう。
 さて、もう一つ本番当日のマスクについての話です。新型コロナが五類に移行してから、マスクの着脱は個人の判断、という国の方針が出ています。より大きな声を届けたいと考えると、全員マスクをとった方がいい、とはなりますが、どうしてもマスクを取れない理由がある人もいます。
 マスクをすると歌声が小さくなってしまう、と心配する人もいますが、昨年、一昨年の時のことを考えるとマスクをしていても、人の心を感動させる合唱をつくることは十分に可能です。学発に望む全員の気持ちを大切にしながら,会場にいる人の心を響かせる合唱をめざしてあと5日練習をしていきましょう。
 以上で話を終わります。