2学期始業式
- 公開日
- 2013/09/02
- 更新日
- 2013/09/02
できごと
暑い夏を乗り切って、今日から2学期です。以下は始業式の校長講話です。
「2学期が始まりました。この2学期に心がけてほしいことがふたつあります。
まず、あいさつです。3年生の面接練習の中で、駒沢中学校というのはどんな学校ですか、と全員に聞きました。たいへん多くの人が、あいさつ、と答えてくれました。実際に体育館に入ってきたとき、3年生の男子たちが『おはようございます』と元気にあいさつをしてくれて、私もすごく元気になりました。あいさつは相手を元気にする効果があります。2学期は、もっともっとよいあいさつができるように、がんばりましょう。
ふたつめもあいさつです。それは『あいて(相手の気持ち)をさっ(察)する』という意味のあいさつです。相手の気持ちを察することができれば、いじめやいろいろなトラブルはなくなると思います。
最近はSNSやLINEなどによるトラブルが報告されていますが、『相手の気持ちを察して』ほしいと思います。自分のグループだけだから本人にはわからないだろうと思っても、『天網恢々疎にして漏らさず』ということわざがあるように、『ここだけの話』というのは伝わってしまうものなのです。自分たちが書き込んでいることは、必ず本人にも伝わると思って利用することが大切です。
このふたつのあいさつ、みんなで心がけて、楽しい2学期にしてください。」
有名なマザーテレサは、「この世で最大の不幸は、戦争や貧困などではありません。人から見放され、自分は誰からも必要とされていないと感じることなのです。」と言っています。また、「世界で一番恐ろしい病気は、孤独です。」とも言っています。私たちは、自分の存在を認めてくれる誰かがいるからこそ、嬉しくなったり、やる気が湧いてきたりするのだと思います。
毎日の挨拶は、お互いの存在を認め合う、ことばのキャッチボールです。あいさつは、周りの人を明るくする力をもっています。相手が元気かどうかもわかります。2学期ももっといいあいさつを交わして、生徒全員が「駒沢中のほこりはあいさつだ」と実感できるようにしていきましょう。