学校日記

【通級だより25】ヴィオラ

公開日
2017/12/06
更新日
2017/12/06

すまいるルーム

情緒の安定を第1の目標とするひまわり学級では、その手段として音楽を多く取り上げています。
今年度はピアノが入り、休み時間には生徒たちの華麗な演奏が聞こえてきます。

今週は、弦楽器に挑戦しています。ピアノと違って、弦楽器は普段なかなか触れる機会がないものです。今回取り組んだのは、ヴァイオリンより一回り大きいヴィオラで、深く渋い音を出せるが特長です。

驚くべきことに、少し教えただけで生徒はあっという間にメロディーを弾けるようになりました。音をお聞かせできないのが残念です。

この後の授業でも、大変落ち着いた様子で授業に参加する生徒の姿が見られました。これも音楽のもたらした効果だと思います。

なお、このヴィオラは教員の私物ですが、名器ストラディヴァリウスで知られるイタリアのクレモナの工房で作られたもので、値段は非公開だそうです。(知ってしまったら恐ろしくてとても触ることができないとか。。)

いずれにせよ、本物に触れるという体験は大切です。調理実習にしても、今年度はじめて取り組んだ陶芸にしても、大学の体験授業にしても、ひまわり学級では手抜きなしの「本物体験」をモットーに各活動に取り組んでいます。本物だけが、子供の心を動かすことができるからです。