学校日記

「和食」 プロの授業 (2) 6月7日(3年生の様子)

公開日
2011/06/09
更新日
2011/06/09

できごと

<3学年便り「RAINBOW」9号 から>

 6月7日火曜日、ゲストティチャーによる和食の調理実習が行われました。
まずは、手の腹を使ってのお米の研ぎ方から始まり、電子炊飯器ではなく、ガスを使ってお釜でのご飯の炊き方を習いました。
 次は出汁。前の日から、昆布をつけておいただしを温め、朝、削り立ての高級な鰹節をたっぷり入れ、黄金色の美味しい出汁が出来て、味見をした生徒たちは、目が大きくなって「美味しい〜」と思わず、すぐに言葉が出なくなったほど。その後、水茄子と胡瓜と水菜を切って、じゃこと細かく刻んだ塩昆布と薄口醤油で味付けしたのを混ぜて、冷蔵庫で味をしみこませました。
 シェフの包丁さばきを見る度に、「おお〜」とか「すげ〜」「やばい」などの歓声が上がり、「めだい」という大きな魚が出てくるとそれだけで「すご〜い」。シェフから「家で煮付けを食べる?」と聞かれると「刺身か焼き魚だけ」と言う人が多くて、「今日の作り方を覚えて、家の人に作ってあげて下さいね」と。魚の頭を落として、身を2枚にあっという間におろし、(煮付けの時には骨の周りから美味しいだしが出るので骨付きがいいそうです)白身魚の切り身が完成。湯引きして、煮汁にショウガの皮を入れ、添え物のゴボウを一緒に煮て、めだいの切り身を入れ、落としぶたをして、あっという間に完成し、ショウガの千切りを飾り出来上がり。
 お皿に盛られたのを見て「プロだあ〜すごい」なんて恥ずかしい歓声をあげている人も。最後は黄金の出汁を温め、三軒茶屋のサカモトの信州味噌を溶いて味噌汁を作り、お椀に入れた刻み葱とアオサに味噌汁を入れて、全て完成。
 では、みんなで作ってみようになり、水茄子を刻む所から始まりました。各班に必ず仕切る人がいて順調に始まりましたが、日頃やっているかいないかが一目瞭然!2ミリくらいの厚さで、シェフが茄子を切っていたのに、1センチ位の厚みで、指を切りそうな男子も。「これじゃあ、口の中がゴモゴモするんじゃない?」「大丈夫だよ」ってちょっと恐ろしい会話も。魚の煮付けに入れるショウガの皮を切っていたのに、1センチ位ショウガの身がついていて「これってもったいなくないかあ?」と男子に言われ「いいのよ〜」と一瞬険悪な空気も。飾りに乗せるしょうがも、まっち棒より太い班もあり、「こんなに太くて辛くないの?」と言うと、「大丈夫です」と自信満々。
 どうにか和え物と煮付けと味噌汁が完成し試食。シェフが前日から作っておいてくれた出汁が美味しいのか?みんなの腕がいいのか?それぞれとても美味しく出来あがり、美味しく頂きました。各自レシピを持っていますので、休みにでも作ってもらって下さい。