本日3月11日、生徒会朝礼の前に、全校生徒で東日本大震災の犠牲者の方々に黙とうを捧げました。

2011年の震災から14年が経ちました。多くの尊い命が失われ、今もなお復興の途上にある地域があり、ご家族を亡くされた方々の悲しみは続いています。この震災を風化させず、学びとして次の世代へ伝えていくことが、私たちにできる大切なことです。

本日は体育館に全校生徒が集まり、副校長先生の呼びかけのもと、全員で静かに目を閉じ、1分間の黙とうを行いました。体育館全体が厳粛な空気に包まれ、生徒一人ひとりが震災の記憶に思いを馳せる時間となりました。黙とうの前、副校長先生からは「震災を忘れず、命の大切さを常に意識しながら生活してほしい」というお話がありました。生徒たちはその言葉を真剣に受け止め、それぞれの胸に刻んでいたようです。

本校では、今後も防災教育に力を入れ、災害時に自らの命を守る行動がとれるよう、日々の学びを深めていきます。また、地域の方々とも連携し、防災訓練や講話を通じて、災害に強い学校づくりを進めてまいります。

震災の記憶を未来へつなぎ、一人ひとりが「自分にできること」を考え、行動していくことが大切です。本日の黙とうが、その第一歩となることを願っています。

世田谷区立用賀中学校　校長　毛利　慎治