令和7年度スタート!新しい自分と出会う一年へ
- 公開日
- 2025/04/07
- 更新日
- 2025/04/07
校長室だより
4月7日、令和7年度の始業式が行われました。春のやわらかな日差しの中、用賀中学校には元気いっぱいの生徒たちが登校し、校門前には笑顔があふれていました。久しぶりの友だちとの再会、新しいクラスとの出会いに、期待と緊張が入り混じる様子が見られました。
教室では、生徒たちが配布された学年だよりを手に、新しいクラスを確認していました。学年だよりに記載された自分のクラスを見つけては、驚いたり喜んだりしながら、さっそくクラスメートとの会話が始まるなど、新学年への期待が高まる瞬間が随所に見られました。
始業式では、私から生徒の皆さんへ次のようなお話をしました。「進級した皆さんは今日から先輩です。一年後、この学年が終わるとき、どんな自分になっていたいかを想像してみてください。その理想に近づくためには、自分の考えを深めること、自分の力を信じること=自己肯定感を高めること、そして自分の能力を存分に発揮できるようにしていくことが大切です。」
自己肯定感とは「自分は大切な存在だ」「自分にはできることがある」と信じられる気持ちです。そして、非認知能力とは、学力のように数値で表せるものではありませんが、「あきらめずにやり抜く力」「まわりと協力する力」「感情をコントロールする力」など、将来にわたって大切になる力です。
本校では令和7年度、こうした自己肯定感と非認知能力の育成を教育の柱とし、日々の授業や学校生活の中で、すべての生徒が自分らしさを発揮しながら成長できるよう、教職員一同で取り組んでまいります。
また、本年度は多数の新任教員が着任し、用賀中学校に新しい風が吹き込まれています。それぞれの先生方が持つ豊かな経験や熱意が、学校生活にさらに彩りを加え、生徒たちにとって刺激に満ちた一年になることと思います。
さらに、明日4月8日は入学式が行われます。今日も在校生たちが準備に張り切って取り組み、会場の設営や掲示物の準備など、心を込めた作業を進めてくれました。新入生を迎える準備を通して、上級生としての自覚が芽生えた姿に、私たち教職員も大きな成長を感じました。
新たな仲間を迎えることで、用賀中学校の輪はさらに広がります。今年も、生徒一人ひとりが主役となり、それぞれの個性と力を発揮できる学校づくりを進めてまいります。
保護者の皆様、地域の皆様におかれましても、引き続き本校教育活動へのご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
世田谷区立用賀中学校 校長 毛利 慎治