6月21日さわやかな初夏の陽気のもと、用賀中学校では「おやじの会」との共催で、校庭の側溝堀ボランティア活動を行いました。



今回は、各部活動にも参加を呼びかけたことで、総勢70名以上の生徒が集まり、教職員や地域の方々と一緒に校庭の側溝をきれいにする作業に取り組みました。



スコップやバケツを片手に、生徒たちは泥や落ち葉を丁寧に取り除きながら、普段なかなか意識することのない「学校を支える環境」について考える貴重な時間となりました。



はじめは戸惑っていた生徒も、作業が進むにつれてどんどん表情が明るくなり、「ここまできれいになると気持ちいい！」「自分たちの手で学校を整えるってすごいことだね」と前向きな声が聞かれました。



この側溝堀によって、今後の雨天時には校庭の水はけも格段に良くなることが期待されます。体育の授業や部活動にもプラスになる、まさに“未来への投資”ともいえる取り組みでした。



「おやじの会」の皆さんをはじめ、地域の方々も、生徒の頑張る姿に温かい声をかけてくださり、現場には終始笑顔があふれていました。



また、教職員も生徒たちと一緒になって作業に取り組み、教室では見られない一面を見せることで、生徒との距離がさらに縮まったように感じます。



このような地域連携の活動を通じて、生徒たちは「自分たちの学校」への愛着を深め、また「地域の一員」としての意識も育んでいます。



今後も用賀中学校では、地域と共に歩む教育を大切にしながら、生徒一人ひとりの成長を支えていきます。



世田谷区立用賀中学校　校長　毛利　慎治