『お知らせ・TOPICS』のコーナーでは、「今日のできごと」や「おしらせ」など更新された順に砧中の生徒や教育活動の様子を紹介しております。

トライアル&エラーを繰り返して

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今週より1人1台配付されたタブレット端末を活用して、オンライン授業を本格的に開始しました。各授業で心がけているのは、ロイロノートを活用した生徒・教員間での双方向の送受信です。挙手して発言する、指名されて答える、長らく学校教育の原風景であった教室内でのやり取りを変える試みです。挙手して発言するのが苦手な生徒、指名されることに不安を感じる生徒にも書くことで自分の意見を伝える手段が加わることになります。実際に画面上で紹介された意見に、他の生徒が触発される場面も見られました。生徒も教員も新たなツールを得て、まずはいろいろと試してみる、そんな思いから活動を始めました。

もちろん、今回の取り組みは感染症対策の一環として始まりました。昨年度のように休校措置がとられた場合を想定して、今からオンライン授業の体制を整えることが目的となっています。しかし砧中学校ではそれだけの目的ではなく、「伸ばすべき生徒は伸ばし、支えるべき生徒は支える」という本校の教育理念実現に向けて、その手段としてオンライン授業を活用できないかとも考えています。生徒も教員もまずはどんどんトライアルする。もちろんその過程で何度も失敗は起きます。しかしトライアルをしなければ新たな活用方法の発想も生まれません。そして失敗もしっかりと受けとめる、そこから新たな課題を発見して、次の対策を立てていきます。例えばタッチディバイスに慣れている生徒は、キーボード操作に時間がかかることも見えてきました。その差を認識することで、どう生徒を支えるかを考えるきっかけにしたいと考えています。

正直なところ授業中にはトラブルが何度も発生しました。途中でネットワークが切断されたり、音声が聞き取りづらかったり。トラブルが起きると思考が停止しそうになります。それでも校舎内を走り回りながら復旧に向けて取り組む教職員の姿もまた、生徒たちへの大切なメッセージだと思っています。失敗しても諦めない姿勢こそが「やって見せる」ことに繋がると思っています。

オンライン授業では欠席した生徒へも参加を呼びかけていきます。学校と距離があることで不安感や疎外感がある生徒への支えともなれるよう、今後も試行錯誤してまいります。


校長 建部 豊
砧中学校教務部ICT担当
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