アグレッシブな話し合いオブザーバーで校長も参観させていただきましたが、そのアグレッシブな話し合いに驚かされました。委員の生徒から教員へ鋭い質問が投げかけられます。例えば「感染症対策を最優先と考えた場合、現地での交通費は現金ではなく、非接触ツールとしてのICカードを検討すべきと考えますが、先生方の意見を聞かせていただけますか?」。それに対して教員サイドからは「現地で使用できるICカードについて、今後持ち帰って旅行会社と詳細をつめて改めてお知らせします」との回答が。まさに議会における立法と行政の関係を見ているようでした。教員サイドの回答はある意味「議会答弁」ですね。 質問する生徒サイドも事前に様々な調査をしているようです。修学旅行当日の服装や持ち物についても、何でも自由ではなく、感染症対策や集団としての規律なども考慮して、一定の規制の必要性を訴えていました。 生徒と教員が同じ土俵に立って、喧々諤々(けんけんがくがく)の議論を展開する。現3年生の自治意識の高さは以前から感じていましたが、今年度に入って更に磨きがかかってきたようです。8月には修学旅行をぜひ実現させたいという思いを強く持ちました。 校長 建部 豊 |
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