平成27年度 同窓会総会が開催されました
- 公開日
- 2015/05/18
- 更新日
- 2015/05/18
同窓会
平成27年度 同窓会総会が開催されました
5月17(日)に約50名程に集まり頂き、同窓会総会が開催されました。
第一部(総会):会議室
前年度の活動報告、会計報告、役員改選が行われ、承認されました。
第二部(懇親会):ランチルーム
卒業生である湯山賢一氏(昭和33年卒)に「正倉院展と奈良の魅力」をテーマに講演をして頂きました。
湯山氏は小学校時代から歴史が好きで、大学、大学院と日本中世史を専攻され、文化庁、国立博物館で活躍され、平成16年に奈良国立博物館長に就任され現在に至っています。
講演は正倉院の歴史、造り方、奉納品と多岐にわたり、解り易くお話し頂きました。
以下、ポイントを上げて見ますと、
・正倉院に献納された光明皇后(こうめいこうごう)は日本で
最初に民間(藤原家)から嫁いだ皇后
・東大寺の大仏は2回の火事に遭い消失したにも関わらず、
正倉院は焼け残った
・正倉院は北倉(ほくそう)・中倉(ちゅうそう)・南倉(なん
そう)という3室に分かれていて「校倉造(あぜくらづくり)
」になっている
・宝物は唐櫃(からびつ)という容器に納められており、
湿度の変化が2%以内となっている為、非常に保存状態
が良い
・東大寺献物帳という目録には600点以上書かれており、
14メートルの長さがある
・現在の宝物は約9000点保存されている
・8世紀の文化がこんなに沢山残ったのは、古き物を敬う
日本ならではの気質であろう
などなど、色々のエピソードをユーモアを交えながら伺う
ことができました。
そして、集合写真を撮り、和やかなうちに会は閉会しました。
来年も5月に総会を開きますので、是非、御参加下さい。