学校日記

4年研究授業

公開日
2008/10/09
更新日
2008/10/09

校長室だより

8日(水)午後、世田谷区立小学校教育研究会理科部の授業研究会が、本校4年1組(担任:福島千晶教諭)で行われました。この研究会は区内で理科教育を研究している教員の集まりで、この日も区内閣学校から多くの教員が集まりました。講師として昭和女子大学教授小川哲男先生をお招きして、来年度から実施される新指導要領の内容を先進的に取り入れた授業を見てもらい、その後の協議会で内容の検討を行いました。1日の気温の変化のしかたが天気によって異なることを予想し、自分たちで測定したデータとつき合わせて意見を出し合う授業でしたが、子どもたちがよく考え活発な意見交換ができたことに、集まった講師の先生を始めとして教員も関心していました。
予想したことと実験や観察の結果が食い違うことはよくあることです。理科で扱う自然の事物・現象はこちらの思うとおりになることはまれです。答えが一つとは限りません。共通性や違いに目を向けて、疑問に思ったことを解き明かしていく姿勢が、「科学的な見方や考え方」を育てていくのです。
昨日、一昨日と日本人のノーベル物理学賞、化学賞受賞者があわせて4名も出た日本ですが、教育の世界では「子どもたちの理科離れ」が言われています。本校では区の理科教育課題校の委嘱を受けて理科教育の充実に力を入れているところです。未来の科学博士が育ってくれることを楽しみにしています。