全校朝会の話12月8日
- 公開日
- 2025/12/10
- 更新日
- 2025/12/10
烏北小の生活
11月27日から3日間、展覧会が行われました。みんなの作品や青がし班の作品が会場いっぱいに飾られ、それぞれのよさがあふれるすばらしい展覧会でした。みんなは作品を作るだけでなく、一人一人が会場に作品を運んだり、6年生は、会場の準備を行い、たくさんの机やパネルを運んだり、ひなだんを組み立てたりして会場を整えてくれました。作品の題名を並べたり案内の掲示を用意したりするのは、先生や主事さん方がみんなが帰ったあと、夜遅くまで作業をしました。舞台で使った特別なライトは、用務さんが隣の給田小学校から借りてきてくれました。からきた小の全員で作り上げた展覧会になりました。とても嬉しい気持ちでいっぱいです。
今からずっと昔の1941年(昭和16年)12月8日。日本は、アメリカの真珠湾を攻撃し、長い、長い戦争を始めました。この戦争は、私たちにとって本当に悲しい出来事ばかりでした。
戦争では、たくさんの大切なものが壊れてしまいました。
日本だけでも、300万人以上の人が亡くなりました。みんなと同じくらいの年齢の子どもたちも、病気や空腹で命を落としました。映画の『火垂るの墓』のように、3年生の国語で学習した「ちいちゃんのかげおくり」のように、大切な家族を失い、悲しい思いをした人が数えきれないほどいます。
そして、広島と長崎には、たった一つで街を壊してしまう原子爆弾が二つも落とされました。
「世界中から戦争がなくなりますように」と願っているのに、残念ながら、今もウクライナやガザでは戦争が続いています。私たちはニュースで知るだけですが、その場所では、たくさんの人が怖い思いをし、みんなと同じくらいの子どもたちが家族や家を失うという悲しい出来事が毎日起きているのです。
戦争は、どんな理由があっても、悲しみしか生みません。
私たちは、昔の日本で起こったこと、そして今世界で起きていることを絶対に忘れてはいけません。その上で、「世界中の平和」と「私たちの身の回りの平和」を守るために、何ができるでしょうか?
たとえば、
相手を理解すること。
家族や友達と意見がちがうとき、「なんでそう思うの?」と相手の気持ちを聞くこと。
優しい言葉を使うこと。
誰かを傷つける言葉ではなく、優しい言葉を選んで話すこと。
大きな戦争も、小さな争いも、始まりは「相手の気持ちを考えられないこと」かもしれません。だからいつもお話しているように、「自分を大切にするように友達を大切にする」のです。分からないから、自分と同じように大切にするのです。
私たち一人ひとりが、自分の周りの平和を大切にすれば、その気持ちが世界中に広がって、いつかきっと、本当に戦争のない世の中になるはずです。
みんなで、周りの人たちを大切にして、平和な毎日を守っていきましょう。今週も元気に過ごしてください。