研究授業 授かった生命を大切にする心を育てる
- 公開日
- 2014/10/02
- 更新日
- 2014/09/30
26年度できごと
学校教育の中で、力を入れていることの一つに、生命を大切にする心を育むことがあります。避難訓練や安全指導日には、必ず、生命に関わる学びを行います。帰りの会では、ほぼ毎日、下校時の交通安全や不審者等に関して、自分の身を守るように声掛けをしています。道徳の時間にも、年間複数回、生命尊重について学習します。
9月10日の研究授業では、「授かった生命を大切に」をテーマに、道徳の授業を行いました。
導入では、妊婦さんの絵を、黒板に貼り付けたスクリーンに映し出し、「妊婦さんに席を譲るのは、どのような思いからか」を尋ねました。予想されたように、先週の道徳の授業で学んだ「思いやり・親切」の気持ちを表す発言が子供たちから出てきました。そして、妊婦さんのお腹の中の赤ん坊のためにも席を譲ってあげたほうがよいとの旨の発言が出てきました。そこで、今日の学んでいくテーマ(主題)を確認してから、絵本の読み聞かせに入りました。絵本の内容に合ったBGMが流れる中、子供たちは黒板のスクリーンに映し出された絵を見つめながら、じっくりと絵本のお話を聞き入っていました。
絵本を通して、子供たちは、家族のあたたかさについてじっくりと考えを深めていきました。そして、家族のあたたかい思いや、生まれてくる喜びを、話合い活動を通して学び合いました。家族に対する感謝の気持ち、恩返しの心、家族への愛。産んでくれてありがとう。生まれてきてよかった。たった一つの生命を大切にしていきたい。自らの生命について考えていくこともできました。子供たちは、ワークシートに、自分の思いを書き綴り、数名に考えを述べてもらいました。
最後に、しっとりとしたBGMをかけながら「母からの詩」を読み、授業を終えました。真剣な表情で詩を聞き入っていた子供の姿が印象的でした。涙を流している子供の姿も見られました。