全校朝会での学校長の話
- 公開日
- 2015/02/02
- 更新日
- 2015/02/02
26年度できごと
2月2日
おはようございます。2月になりました。早いですね。3学期に登校するのはあと37日、そして卒業までの登校は残り38日になりました。
先月の始業式では「自分の考えをしっかりもって目標をきめてください。それに向かって粘り強く進んでいきましょう」というお話をしました。みなさん目標はたてましたか。それに向かって一歩一歩進んでいますか。実はコツコツ努力を続けることって、簡単にみえて実はいちばん難しいことかもしれません。今月の人格の完成はこの「やりぬく心」がテーマです。私も含めておとなの人は何か一つのことを「やりぬく」難しさをよく知っています。それは何度も何度も、目標をたてて「やりぬこう」として失敗をしているからだと思います。
それは有名な人であってもいっしょです。今は現役を引退しましたが、王貞治というプロ野球選手がいます。この人がプロ野球の試合で打ったホームランが868本。この日本記録はいまだに破られていません。ではこの王貞治という選手は天才だったかというとまったくそうではなく、プロに入って最初の三年間は「三振王」とよばれていたくらいまったく振るわない選手でした。体も小さく、才能もない自分がどうやったら玉を打つことができるかを考え、野球のコーチの家で毎日夜中にトレーニングを繰り返してようやく他の選手よりもホームランを多く打つことができるようになり、その記録をこつこつ毎年積み重ねていった結果の868本でした。
もし、君たちのようなこどものうちに、ほんのちょっとでも「やりぬいた」経験をもっていれば、そしてそれを少しずつ積み重ねていけば「よしあの時のようにがんばろう」という勇気も少しずつ大きくなっていきます。たとえば毎日音読を続けて1年間やってみる。漢字の書き取りを毎日5回ずつ繰り返してまずは一年間やってみる。身の回りにあるこういうことから「やりぬく心」をコツコツ積み重ねていきましょう。