第2学期終業式での学校長の話
- 公開日
- 2015/12/25
- 更新日
- 2015/12/25
27年度できごと
12月25日
おはようございます。
いよいよ2学期の終業式を迎えました。
今日はみなさんに2つお願いをします。
1つ目。この2学期は、1年間で一番多く授業があった学期です。全部で81日間ありました。そしてその中に運動会と展覧会という2つの大きな行事がありました。「面白かった」「大変だった」「がんばった」という気持ちになった人が大勢いたと思います。その気持ちをこの冬休みにぜひ振り返ってください。今日もらう通知表に先生から2学期にがんばったことや努力したこと、ここを直すともっとよくなることなど全員へメッセージが書いてあります。校長先生は全員582人分を読ませてもらいました。担任の先生は、ひとりひとりの君たちの顔を思い浮かべながら、専科の先生にも授業の様子を聞いたりしながら、一生懸命考えて書いてくれています。ほめられたことは素直によろこび、ここを直すともっと良くなる、と書かれたことは「よし、3学期にがんばるぞ」と素直に改める決意をしてください。
2つ目のお話は、ぜひ今日から改めてほしいことです。
12月に入って1年生が2人怪我をしました。一人は休み時間に保健室前に座っていたら、誰かが後ろからぶつかって前に倒れ、腕の骨を折ってしまいました。もう一人は朝登校して学校の階段を登っていたときに、まわりの上級生が急いで教室に行こうとしている中で転んでしまい、顎を階段にぶつけて、病院で傷口を縫う怪我をしてしまいました。本人やまわりの上級生に聞いてみたのですが、どちらもぶつかったと思われる人が結局わかりませんでした。どうも、今のところわざとぶつかったり、足をひっかけようとしたのではないことは確かなようです。
でも、校長先生はこれでいいとは思いません。この学校で一番、年下の1年生が転んだり、怪我をしたことをぶつかった人がそれに気がつかないことはいけないことです。「校庭で夢中になって遊んでいたから、座っている人に気がつかなかった。」「早く教室に行きたかったので、前に1年生がいるのに気がつかなかった。」本当にそうだったとしても、もう小学生になったら、このような言い訳は許されません。
遊んでいるときも、廊下や階段を移動しているときも、もっとまわりの人のことに気を配ってください。特に自分より体の小さな、年下の人がいたら、ぶつからないようによけてあげる、止まって待っていてあげる、このような大人の対応を「配慮する」といいますが、もうあなた方の年齢ならばできるはずです。
ぜひ来年から烏山北小学校の子どもたちは、まわりの人に配慮ができる「ちょっとおとなの行動」をめざしてほしいと思います。