7月7日全校朝会の話
- 公開日
- 2025/07/07
- 更新日
- 2025/07/07
烏北小の生活
今年は、戦争が終わってから80年になります。戦争というのは、国と国がけんかをして、たくさんの人が苦しんだり、命を失ったりする、とても悲しいことです。日本も、昔は戦争をしていました。でも、戦争が終わってから、日本は「もう二度とこんなことをくり返してはいけない」と強く思いました。
その反省から、日本は「平和を大切にする国」になりました。けんかではなく、話し合いで問題を解決すること。おたがいを思いやること。これが、平和な世界をつくるために大切なことです。
みなさんのまわりにも、友だちとのすれちがいが起きることや、いやな気持ちになることがあるかもしれません。でも、そんなときこそ、相手の気持ちを考えて、やさしい言葉をかけたり、話し合ったりすることが大事です。
今の世界を見てみると、まだ悲しいことが起きています。たとえば、ウクライナとロシアでは、国どうしの争いでたくさんの人が家を失うなど、こわい思いをしています。イスラエルとガザでも、子どもたちや家族が安心して暮らせない日々が続いています。
どうしてこんなことが起きるのでしょうか? それは、おたがいの気持ちを分かり合えなかったり、話し合いができなかったりするからです。
だからこそ、みなさんに伝えたいことがあります。平和は、遠い国の話ではなく、みなさんの毎日の中から始まるということです。友だちとけんかをしたとき、相手の気持ちを考えて、やさしい言葉で話すこと。ちがう考えを持っている人とも、話し合って分かり合おうとすること。そうした小さな行動が、世界の平和につながっていくのです。
80年前の人たちが「もう戦争はしない」と決めたように、私たちも「平和をつくる人になろう」と決めて、行動していきましょう。
平和は、遠い国の話だけではありません。みなさん一人ひとりの行動が、平和な世界につながっていきます。80年前の人たちの思いを受けついで、これからもずっと、みんなが笑顔でいられる世界をつくっていきましょう。
戦争が終わって80年、戦後80年の区切りの年です。身近な平和についてぜひ考える機会をつくってみてください。
今日は七夕、北小みんなの平和と世界の平和を願う日にしたいと思います。