学校日記

全校朝会 (5月16日 副校長の話)

公開日
2011/05/16
更新日
2011/05/16

今日のできごと

 みなさんお早うございます。
 早いもので、3月11日の東北太平洋沖地震から2カ月が過ぎました。みなさんも知っているように、震災で家を失った人たちは、未だに体育館や他の町に行って暮しています。悲しいことに、一緒に入学するはずだった友達や一緒に勉強していた友達が亡くなってしまったり、別の学校に行ったりして、離れ離れの小学校生活を送っています。一日も早く、友達と一緒に学校に通えるようになってほしいと思っています。
 ところで、そんな遠くの人たちのことを、自分のことのように思っている人がいます。その人とは、駒沢小学校のみなさんです。
 先週の代表委員会で、運動会のスローガン決めがありました。その時、代表委員の人たちが、「先生、今年はちょっと長いのですが、私たちの気持ちをぜひスローガンに入れたいのです」と、担当の先生に言ったそうです。
自分たちが、去年と同じように、今年も何の心配もなく運動会ができること、学校に通って勉強できていることが当たり前のようにおもっていたけど、できることが幸せなんだという気持ちを新たにもったということです。
その、スローガンとは、「運動会ができる喜びをむねに、最後までがんばろう」です。みなさんの教室にも代表委員会ニュースがとどきましたね。この話を聞いて、先生はとてもうれしい気持ちになりました。
 運動会の練習も始まっています。人は一人ひとり、得意なこと苦手なことがあります。中に運動が苦手な友達もいます。運動会をとても楽しみにしている人が多いと思いますが、中には「運動会いやだなあ」と思っている人もいます。そんな友達も「運動会って楽しいなあ」と思えるようにするにはどうしたらいいと思いますか。それは、その友達を応援してあげることです。頑張っていることを認めてあげることです。決して、あの子がいるから勝てないんだよねとか、あの子と組みたくない等と言って、悲しませることのないようにしましょう。自分のもっている力を精一杯発揮すること、友達と力を合わせることが大事です。運動会ができる喜びを、駒沢小のみんなが味わえないといけません。ぜひ、このスローガンに掲げた気持ちを、運動会でたくさんのお客様にも見ていただきたいですね。
 さて、先生が駒沢小に来て46日がたちました。この間に、「お早うございます」「こんにちは」と、みなさんにたくさんあいさつをしてもらいました。また、あちらこちらであいさつの声が聞こえます。職員室に入るときには、「しつれいします。何年何組のだれだれです」とあいさつをして入ってきてくれます。また、月曜朝会での、6年生のスピーチの素晴らしさも知りました。友達と元気よく遊んでいる姿、下学年のお世話をしている姿、たくさんの、駒沢小の素敵なことが見られて本当にうれしいです。きっと高学年のみなさんが、そのことを進んでしてくれているからですね。運動会の係の仕事も始まっています。気持ちを一つにして運動会を成功させましょう。