日記

1学期の終業式

公開日
2015/07/17
更新日
2015/07/17

できごと

本日の終業式、校長先生から
「昨日、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹さんの小説「火花」が「第153回芥川賞」に選出されました。芸人としての仕事を100%でやりながら、それ以外の時間で小説を書いて、それで芥川賞をとったのですから、すごいことです。
 又吉さんは、小学校の頃からサッカーと読書が好きだったそうです。高校時代はサッカーの大阪代表として、インターハイに出場しています。高校3年のクラス文集で、「壁にぶつかった時、追い込まれた時は「今までどれだけしんどいことに耐えてきたか、逆境に追い込まれた時、前向きな気持ちを持ってそれを乗り越えてきたかという経験が大切だと思います」と書いています。
 また、中学校のときに芥川龍之介の「トロッコ」という作品に出会い、読書の面白さに目覚めたそうです。これまでに2,000冊以上も本を読んでいると、インタビュー記事に書いてありました。中学生の時にどんな本を読むかは、人生にとって大切なことです。
 読書は、これまで知らなかった世界を知ることができたり、時間や場所を越えて楽しんだりすることができたりします。自分の考えを整理できたり、気持ちが落ち着いたりするといった効果もあります。友だちと話すときの話題も増えますね。
 夏休みには、部活動やスポーツ、3年生は受験勉強も精一杯がんばってほしいですが、できる限り本をたくさん読んで、教養豊かな人になってほしいと思います。

 さて、これから通知表が渡されます。教科の成績も大切ですが、所見をよく読んでください。所見の文字の向こう側に、担任の先生の温かさを感じてほしいと思います。」」とお話しいただきましした。(副校長)