3学期 始業式
- 公開日
- 2017/01/10
- 更新日
- 2017/01/10
できごと
今日は、3学期の始業式です。始業式では、校長先生のお話がありました。
みなさん、おはようございます。そして、新年あけましておめでとうございます。平成29年が始まりました。今年も、生徒の皆さんと教職員が一丸となって、昨年以上に活力のある駒沢中学校を創っていきましょう。
さて、私はこれまで、学期ごとの重点目標をみなさんに示してきました。1学期は「基本の形を身につける」、2学期は「実りの学期、学校生活の充実と発展」でした。それでは3学期です。3学期のテーマは「準備の学期」とします。よく3学期のことを「次の学年の0学期」と呼んだりしますが、1年間の成果を確認して、次のステップにつなげる学期にしていきましょう。
4月から、1年生は中堅学年に進級します。そのために必要な力は「責任と自律〜自分をコントロールすること〜」です。先生に頼りきるのではなく、自分たちだけで責任のある行動がとれるようになってください。来年度の新入生の手本となる生活態度をしっかり身につけましょう。
2年生は、最高学年となり自らの進路に向かっていく年になります。駒沢中学校の顔となるという自覚をもち、自分をコントロールするという自律から、ひとりだちをするという「自立」に高めていきましょう。
3年生は、9年間の義務教育が終わり、自ら切り開いた進路に進んでいきます。希望進路の実現に向けて、全校で支援していきます。ぜひ、4月からの展望と充実感をもって卒業してほしいと思います。
また、私は2学期の終業式で「新年の抱負、1年間の見通しを具体的に考えよう」とお話ししました。3学期を「準備の学期」とするには、次のステップにむけた見通しが必要です。最後に、目標の立て方をお話しします。画面を見てください。
目標の立て方には2つの要素があると思います。まず一つ目は「将来を見据えたビジョン、見通し」です。これはかなり高い目標になりますので、一気に達成するのはとても大変です。そこで二つ目が必要になります。それが「半歩先を見据えた目先の目標」です。自分の今ある環境や条件に見合った達成可能な、少し高い目標ということです。スモールステップで一段ずつ着実に、将来のビジョンに近づいていくことが大切です。先日の箱根駅伝で3連覇を達成した、青山学院大学陸上競技部駅伝チームの原晋監督は「半歩先を見据えた目先の目標と、将来的なビジョンの両方もつことが大切。そして、今の環境を言い訳にしてはいけない」と言っています。原監督と青山学院の駅伝チームは14年かけてこの言葉を有言実行したわけです。
そして、スモールステップを上る度ごとに達成感や満足感を味わうことが大切なようです。それは、次のステップへの意欲につながるからです。昨年メジャーリーグで史上30人目の通算3000本安打を達成したイチロー選手は、達成後の記者会見で次のような言葉を残しています。「達成感とか、満足感っていうのは僕は味わえば味わうほど前に進めると思っているので、小さなことでも満足感、満足することはすごく大事なことだと思うんですよね。僕は今日この瞬間とても満足ですし、それを味わうとまた次へのやる気、モチベーションが生まれてくると僕はこれまでの経験上信じているので、これからもそうありたいと思っています」
スポーツの世界の話を引用しましたが、この話は私たちにとってどの場面にでも応用できると思っています。目標設定の参考にしてください。以上で始業式の話を終わります。
平成29年1月10日 3学期始業式