全校朝礼
- 公開日
- 2018/06/11
- 更新日
- 2018/06/11
できごと
本日、全校朝礼を行いました。校長先生から、自分自身を振り返って、それまでの取り組みの過程を考えるときに大切なことについてお話がありました。(遠藤)
校長講話の内容です。
みなさん、おはようございます。
1学期最大の行事、運動会が終わりましたが、みなさんには何が残りましたか?達成感を得て、次のステップに向かう意欲が増したでしょうか?次のステップの一つに、来週に迫った期末考査があります。期末考査に向けてみなさん一人一人が計画を作成して取り組んでいることと思いますが、5月の中間考査やこれまでの定期考査の振り返りをどのようにいかしているでしょうか?
よい機会なので、本日は、自分自身の振り返り方について、お話します。
まず、当然のことですが、自分のした行為の結果は、良い結果に終わる場合もあれば、悪い結果になる場合もあります。定期考査の結果を例にして、振り返り方を考えてみましょう。
良い結果に終わった場合には、さらにやる気が増していくことでしょう。しかし、悪い結果に終わった場合はどうでしょうか?「なぜ悪い結果になったのだろうか」と自分自身を振り返って、それまでの取り組みの過程について考えると思います。ここで大切なことは、「悪い結果に終わった原因や責任」をどこに求めるか、ということです。
ここに、2つのタイプを示します。
タイプ1はこうです。「部活の試合があったから勉強時間がとれなかった」など「責任は自分にあるのではなく、周りがいけないんだ」と、うまくいかなかった原因を自分の外、つまり周りの人や環境に求めるタイプ。
一方、タイプ2はこうです。「やはり勉強時間が足りなかった。特定の教科に偏りすぎて学習時間のバランスが悪かったな。次は、こうしていこう」と、原因を自分の内側、つまり自分自身に責任があると自覚するタイプ。
さて、みなさんはどちらのタイプですか?そして、自分をさらに向上させるのはどちらのタイプでしょうか?責任を外に求めるのはとても楽ですが、その姿勢は自分のためになりません。じっくりと自分に向き合い、自分の課題として原因を追及する姿勢が自分を向上させる原動力になると思います。だから、振り返りが大切なのです。
数字に表れた結果のみに一喜一憂するのではなく、試験前の取り組みの過程も含めて自分自身を振り返り、自分の課題を見つけていこうとする姿勢を持ってほしいと思います。そうした姿勢は学習だけではなく、様々な活動の場面で必要になるものです。謙虚な姿勢で自分自身を見つめ直し、向上するための努力を惜しまない人になってほしいと願っています。以上で、話を終わります。
平成30年6月11日 全校朝礼