全校朝礼
- 公開日
- 2018/11/05
- 更新日
- 2018/11/05
できごと
本日、全校朝礼を行いました。校長先生から目標を達成するための計画の立て方についての講話がありました。(遠藤)
校長講話の内容です。
みなさん、おはようございます。先日の若竹祭は、本当にどのクラス、どの団体も素晴らしい発表でした。本番を迎えるまでには様々なドラマがあり、苦労したことでしょう。実行委員を中心にクラスごとに最善を尽くした成果が現れていました。これからの学校生活がさらに充実したものになることを期待しています。
また、金曜日には生徒会本部がいじめ防止集会として、いじめを許さない人間関係について考える機会をつくってくれました。みなさんは、取り上げられた内容について茶化したりすることなく、生徒会本部が本当に伝えたかったことを真剣に受け止めてほしいと思います。自分には関係ないという傍観者ではなく、自分のこととして受け止められる当事者として真剣に考えてください。
さて、大きな行事も終わり、みなさんの気持ちのスイッチはきちんと切り替わったでしょうか?来週金曜日からは期末考査です。
その期末考査に向けて、学習計画を立てているころかと思いますが、計画通りに進めることは難しいですね。そこで、計画作成の参考になりそうなスケジュール管理の話をしたいと思います。
時間というものは、すべての人に平等に与えられています。そして、時間には限りがあります。だから、上手に使わないといけません。では、どうすれば、上手に時間をコントロールできるのでしょうか?
みなさんは何かの計画を立てるときに「時間」というものをどのようにとらえているでしょうか?きっと、今の時点を出発点として、そこからゴールの時点を見据えて何をやるべきかを考えていくことが多いのではないでしょうか?これも一つの方法ですが、私は全く逆の発想でスケジュール管理を考えるようにしています。
それは、ゴールの時点から逆算して計画を立てていくという方法です。これは、実施期間や〆切が決まっている場合に特に有効だと思っています。ゴールの時点での完成型のイメージをまず考えて、そこに到達するために、何を・いつ・どれくらい・どのようにやるかをゴール地点から具体的に当てはめていきます。こうすることによって、時間に限りがあることをより具体的につかむことができます。このような計画の立て方を進める上で大切なことは、今の自分の状態、自分の実力を的確につかめることです。自分の現状を理解すること、すなわち自己理解がなければ成り立ちません。
自分の現状から到達可能な目標を定め、その時点から逆算して今やるべきことを考えて実行することが重要です。すこし前に「いつやるの?今でしょう。」という言葉がはやりましたが、何をやるべきかがあいまいでは、「今」やっても成果は現れないと思います。反対に、ゴールに向けて今やるべきことを具体的にスケジュール化して継続的に実行すれば、きっと成果が現れるはずです。
一つひとつの授業を大切にして、期末考査までの自分に与えられた時間を有効に活用しながら、自分なりの目標を達成してほしいと思っています。
平成30年11月5日 全校朝礼