今日の言葉「端午の節句」
- 公開日
- 2020/05/01
- 更新日
- 2020/05/01
できごと
風薫る 皐月(五月)となりました。
今日の言葉は「端午の節句」です。こどもの日の方がなじみがありますか。
まず、節句とは、
節句(せっく)は、古代中国の陰陽五行説を由来として日本に定着した暦。伝統的な年中行事を行う季節の節目(ふしめ)となる日。節供(せっく)、古くは節日(せちにち)とも。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
具体的には
1月7日 人日(じんじつ)
3月3日 上巳(じょうし)
5月5日 端午(たんご)
7月7日 七夕(しちせき)
9月9日 重陽(ちょうよう)
の5日間です。
もともと中国では奇数が重なる日は不吉とされていました。人々は季節の供物をささげたり、穢(けが)れを落とすような行事をすることで家族や身近な人の健康を祈りました。
「端午」は「端(はじっこという意味)」+「午(“うま”の日という古い暦の数え方)」のことです。ですから始めは5月の一番最初の午の日でした。のちに『午(ゴ)』と『五(ゴ)』が同じ音なので5月5日ということになったという説があります。
当日は菖蒲(しょうぶ)湯に浸かったり、粽(ちまき)や柏餅を食べたり、鯉のぼりや兜を飾ったりします。
それぞれに意味があります。
一つだけ紹介すると、菖蒲は古くから邪気を払ってくれると考えられ、菖蒲湯につかって無病息災を願います。また、江戸時代に「尚武(しょうぶ)」と同じ音から男の子の節句となったそうです。
折角なので、意味を知って「端午の節句」を過ごしてはいかがでしょうか。
皆さんの健康を願っています。
国語科