日記

今日の一冊(国語科)

公開日
2020/05/01
更新日
2020/05/01

できごと

こんにちは。お元気ですか?外出自粛で家で過ごすことが多くなっていると思いますが、ぜひこの機会に素敵な本と出会って下さい。そのきっかけになればと思い、駒沢中の図書室に蔵書してある本を(不定期に)紹介したいと思います。気になる本があったらチェックしてみて下さい。

さて、記念すべき「今日の一冊」の一冊目は小野寺史宜(おのでらふみのり)さんの「ひと」です。この本は、2019年本屋大賞で2位を受賞しました。
東京の大学に通う柏木聖輔は突然天涯孤独の身となります。身よりもないお金もない彼がたまたま立ち寄った惣菜屋さんで、彼の人生は大きく変わっていきます。彼と彼を取り巻く「ひと」びととの心温まる物語です。
この物語にはある食べ物がたびたび登場するのですが、とてもおいしそうに描写されています。空腹時に読む際は、気を付けて下さい。

最後にちょこっと国語的なお話です。この物語は「僕」という一人称で語られているのですが、地の文がとても短いのが特徴です。この短文を積み重ねることで、「僕」の性格がよく表されています。さて、どんな性格でしょうか。「ひと」を読んだ人、ぜひ語り合いましょう。(岡崎)