日記

タンチ山の倒木が語るもの

公開日
2012/07/04
更新日
2012/07/04

できごと

今週の月曜日に、駒沢中学校のシンボル「タンチ山」の斜面の大木が倒れ、他の木に寄りかかって止まっているのを学校主事さんが見つけました。すぐにその周辺を立ち入り禁止にして、生徒のみなさんにも注意をうながしました。そして今日、教育委員会と業者によって、倒木は撤去されました。
このところの台風や雨の影響もあるかもしれません。木そのものが大きくなりすぎたのかもしれません。自然は私たちの心をなごませてくれると同時に、その怖さも感じます。これからも、台風や雨の後は十分に注意するように生徒に指導をしていきます。
こんな話を聞いたことがあります。大きな木がたくさん茂っている場所では、新しい木が育ちにくいそうです。それは、大きな木が太陽の光をさえぎってしまうためです。しかし、大きな木が倒れたり枯れたりした後、太陽の光を求めて、一斉に小さな木が育ち始めるのだそうです。タンチ山の倒木の後にどんな木が生えてくるのか、楽しみにしています。
私は松陰神社前駅を毎日利用しています。吉田松陰という大木が倒れた後、その弟子だった高杉晋作、木戸孝允、伊藤博文たちが幕末から明治にかけて活躍しました。植物も人も新しい世代に引き継がれていくのです。