日記

「大切なもの」をこれからも大切に

公開日
2012/10/24
更新日
2012/10/25

できごと

今日は全校朝会の日です。

秋が深まってきました。よく「○○の秋」といいます。私は「読書の秋」をお勧めします。本をたくさん読んでください。
さて、「星の王子様」という小説を読んだことがある人はいますか。(挙手した生徒の数を見て)意外と少ないですね。おもしろいので、ぜひ読んでみてください。
「星の王子様」の中で、キツネが王子に「大切なものは目には見えないんだよ」と話す場面があります。ここでいう大切なものとは、生命や愛のことを指しているのだと思います。
すばらしかった合唱コンクール、1年C組の自由曲が「大切なもの」でした。歌詞の一部を紹介します。

大切なものに 気づかないぼくがいた
今 胸の中にある あたたかい この気持ち
くじけそうな時は 涙をこらえて
あの日 歌っていた歌を思い出す
がんばれ 負けないで そんな声が聞こえてくる
ほんとに 強い気持ち やさしさを教えてくれた

合唱コンクールでは、皆さん一人ひとりが「目に見えない大切なもの」に気づいたと思います。友情、協力、団結、そして、思いやりなどです。それらの「大切なもの」を、これからもずっと大切にしてください。

もうひとつ、3年生のクラスアピールの中に、「今、僕たちは(受験で)つらく苦しい」という思いを込めたものがありました。自分たち受験生のつらさ、苦しさ、不安がよく伝わってきました。このように、本音で、人の苦しみや人の弱さを表現できることは、すばらしいことだと思いますし、一種の感動を覚えました。
でも、3年生、だいじょうぶです。皆さんは一人ではありません。友達がいます。先生方がいます。家族がいます。みんなで支えますから、地に足をつけて、一歩一歩進んでいきましょう。

この後、女子バレーボール部、バドミントン部、競書会の入選者の表彰を行いました。スポーツの秋、文化の秋、駒沢中の生徒はがんばっています。

午後には、元気が出るひとことを2年生の保護者の方からいただきました。
「合唱コンクールの校長先生のまとめのお話、すごくよかったです。感動しました。私は3年生もよかったのですが、2年生のクラスを見ていて、涙が出ました。誰もが一生懸命で、照れたりふてくされたりして一生懸命やらなかった生徒が一人もいませんでしたね。校長先生はそういうところを見てくださっているのですね。」
ありがたいなと思いました。元気をいただきました。