シナリオのない世界どんなにピンチに陥っても 最後はヒーローが悪を倒す。 その逆なんてあり得ない。 そんなシナリオがいつの間にか 当然だと思い込むようになっていた。 中高生になってからも信じていた。 世の中で起きる出来事も きっとシナリオ通りに 最後はめでたし、めでたしで終わるはずと。 正義のヒーローがどこかにいて このピンチを救ってくれる、 子どもの頃に信じたストーリーから どうしても抜け出せない自分がいた。 それでもたくさんの本を読み、 たくさんの映画を観る中で、 世の中にはシナリオ通りにならない 数々の出来事があったことを知った。 『アンネの日記』もそう。 あの日記を書いた後、 彼女がどんな運命をたどったのか、 それを知った時の絶望感。 もしかしたらアンネは 収容所の片隅で いつか誰かが助けに来てくれると 信じ続けていたのかもしれない。 そして、その微かな希望が 叶わないと知った時、 もし自分だったら、と考えると、 いや、考えたくもなかった。 考えることが恐かった。 今、私も含めて 大人たちは右往左往している。 こうなって欲しいという希望が ことごとく潰(つい)えている。 それでもこの右往左往している現状を しっかりと生徒たちに見て欲しい。 世の中にはシナリオ通りには ならないことがあるということを。 砧中の職員室も右往左往の日々。 きっと生徒のみなさんから見ると 大人なのに、先生なのに、 と思うかもしれない。 でもそんな右往左往を 私は隠そうとは思わない。 大人だって弱いんだ、 先生だって悩むんだ。 シナリオのない世界で 正解にたどり着こうと もがき苦しみながら とにかく一歩を踏み出すしかないんだ。 今、生徒のみなさんに伝えたいこと。 誰かが解決してくれることを ただ待つだけではなく、 自分が今、何をすべきかを真剣に考え、 日々の行動に移してほしいと願っている。 始業・入学式、分散登校の延期見合せの連絡
区教委から以下のメール連絡がありました。
区内における新型コロナウイルス感染症拡大状況を踏まえ、区立小中学校の始業式、入学式については延期、分散登校も見合せとの判断となりました。 4月6日以降の状況は改めてお知らせいたします。 先を見越した動きを
学校再開時にアクセル全開でいけるよう、
教員も準備に余念ありません! 検校幸雄 来週以降の対応について
昨夜、世田谷区としての学校再開方針が
区のホームページに掲載されました。 砧中ではこの方針を受けて、 本校としての来週以降の計画について 追ってホームページでお知らせいたします。 生徒たちの健康面を最優先として いかに学習機会を保障するかという視点から 検討してまいります。 新しいメンバーを迎えて初日からフル稼働しています。 令和2年度の砧中も 「やれるべき事をしっかりとやる」です。 新しい副校長先生です
本日付けで前任の中原副校長先生に替わり、
廣田桂子(ひろた けいこ)先生が着任されました。 3月までは駒沢小学校の副校長先生でしたが、 元々は中学校数学がご専門です。 趣味は生け花だそうです。 よろしくお願いします。 |
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