連合運動会の成果
- 公開日
- 2008/10/23
- 更新日
- 2008/10/23
校長室だより
22日に6年生が参加した連合運動会のようすは「写真ニュース」としてお知らせしましたが、校長として一日引率して感じたことを書きます。
一つは、個人種目に立ち向かった子どもたちの姿勢です。陸上競技は努力でカバーできる面と、才能がものをいう部分があり、トップクラスの成績を出す子どもたちにはやはり非凡なものを感じます。それでも朝練習から真剣に取り組んでいた子どもたちは、この日すばらしいランニングフォームや、それぞれの種目の洗練された動きを見せてくれました。「結果は努力を裏切らない。」記録だけを見れば上には上がいますが、個々の成長に目を向ければ努力の成果はしっかりと見えました。
もう一つはクラスで取り組んだ「長なわとび」についてです。本番の子どもたちの目の輝き、集中力にはすばらしいものを感じました。そして何よりクラスが、そして6年生全員が「ひとつになった」と強く思える雰囲気を感じました。
実は、当日の朝、学校で集合し出発する子どもたちのだらけた姿に私は腹をたて、6年生全員を大声で叱りました。「今日は、決して個人が勝手に参加する連合運動会ではない。八幡小学校の6年1組、6年2組、そして八幡小学校の6年生として参加するのだ。競技でも、応援でもそういう気持ちを忘れないでほしい。」というようなことを言いました。
事前の長なわとびの練習では、両クラスとも集中力が持続しませんでした。みんなの気持ちが一つの方向を向きませんでした。担任が、そして子どもたちがずっと悩み、自信を失いかけ、不安を抱いたまま本番に臨みました。そして当日、それらをふきはらうように子どもたちは大活躍しました。写真はぼかしをいれていますのでお見せできないのが残念ですが、どの子のメモ中心部でまわるなわを、そして跳んでいる子を見つめています。順番を待つ間も集中したキラキラ光る目をしています。一つの目標に向かって、気持ちを一つにして向かっていく迫力が感じられます。5分間が終わった瞬間のうれしそうな顔。応援したクラスからも心からの歓声と拍手が自然に出ました。記録は他校と比較すれば平凡だといわれるかもしれませんが、私は大満足でとてもうれしく思っています。このすばらしい6年生を誇りに思います。
八幡小学校に通い、6年生、そして学級という集団で学校生活をともにしている意義は、このような時間を共有できることだと思います。「一人では味わえない喜び」それが学校にはあります。卒業までに、この喜びを、できるだけ多く味わってほしいと願うものであり、学校としてもそのような機会をできるだけ多く与えていきたいと思います。(校長:千葉)