今日で一学期が終わります。四月に新しい学年が始まってから、みなさんは勉強に運動に、そして友だちとの関わりの中で、たくさんのことを学び、成長してきました。まずは、みなさん一人ひとりががんばったことに、大きな拍手を送りたいと思います。

さて、一学期の最後に、みなさんに「命の大切さ」と「思いやり」、そして夏休みの過ごし方についてお話しします。

今日こうして、みんなが元気に体育館に集まって終業式に参加することができるのは、一人一人が命を大切に過ごしてきたからです。自分を大切にし、そして自分を大切にするように友達を大切にしてきたから、みんながこの場所に集まることができました。とても嬉しいことです。

みんなの命は、かけがえのない大切なものです。自分の命を守ることはもちろん、友だちや家族の命も同じように大切に思うことが、思いやりの心につながります。思いやりの気持ちをもって過ごすことで、みんなの心が成長します。友達のことを思うこと、自分の気持ちを伝えることで、心が成長していくのです。

どのくらい成長するのか？成長は目には見えないし、測ることもできないけれど、毎日学校でたくさんの人とふれあうことが、心の栄養になって、心は、ぐんぐん成長していくんです。

今みんなは、4月の自分とは、きっと違う自分になっているはずです。自信をもってさらに心を育てていってくださいね。

明日からは夏休みです。楽しいことがたくさん待っていると思いますが、いくつか大切なことを心にとめておいてください。

まず一つ目は、心と体をしっかり休めることです。毎日がんばってきたみなさんには、休む時間もとても大切です。好きなことをしたり、のんびり過ごしたりして、元気をチャージしてください。

二つ目は、交通安全に気をつけること。自転車に乗るとき、道路を渡るとき、必ず周りをよく見て、安全を確認しましょう。命を守るための大切な行動です。

三つ目は、家族の手伝いをすること。おうちの人は、みなさんのために毎日いろいろなことをしてくれています。お皿を運ぶ、掃除をする、そんな小さなことでも、きっと喜んでもらえますよ。

そして最後に、何かチャレンジをしてみること。新しいことに挑戦するのは、少し勇気がいるかもしれません。でも、やってみることで、自分の可能性が広がります。読んだことのない本を読んでみる、苦手なことに挑戦してみる、そんな夏休みにしてみてください。

　二学期、みなさんが元気な笑顔で学校に戻ってくるのを楽しみにしています。どうか、安全に、そして心豊かな夏休みを過ごしてください。