専科だより8
- 公開日
- 2020/03/11
- 更新日
- 2020/03/11
烏北小の生活
ブラックライトを使ってつくった深海の生き物たち
あれ?見覚えがあるぞ?と思った人!よく覚えていますね!
5年生が3年生の時に、展覧会で舞台の上を深海世界に変身させました。
でもこの写真の作品はカラキタのみなさんの作品ではなく
宮城県石巻市の子どもたちがつくった作品です。
宮城県を訪れたことをきっかけに
2015年に石巻日日新聞の子ども記者の子どもたちと図工の作品作りをしてきました。
東日本大震災の2年後、すが先生は親友をたずねに宮城県へ行きました。
そこにはまだまだ震災の爪あとが色濃く残っていました。
仙台では、津波によってボロボロになってしまった
小学校の校舎に出会いました。
体育館はあとかたもなくなっていて
思い出の校舎で卒業式をむかえることができなかった6年生を思うと
とても胸が苦しくなりました。
石巻では、中学校の校庭に
震災後の火災で焼けて残った木がありました。
津波の被害にあったけれど、海を受け入れて
生まれ育ったふるさとでまた暮らしたいという人たちの声も聞きました。
色んなことを見たり聞いたりして
すが先生にできることは何かないか、考えました。
たくさん考えて出た結論は
自分の学校の子どもたちと、楽しい図工をすることしかない
ということでした。
「○○さんのアイディアおもしろい!」
「○○さん、とってもがんばってつくっていたよ!」
みなさんが図工の時間に口にするなにげない言葉。
これってとてもすてきな言葉なんですよ。
だれでも心の中に、やさしさの種をもっています。
図工の時間を通して、人を思いやることのできる
やさしい気持ちの花をさかせられたらいいなと思って
先生はいつも授業をしています。
そして、だれか困ったり悲しんだりしている人がいたら
やさしさの花をプレゼントできるともっとすてきですね。
当たり前の時間を大切に、毎日を笑って過ごしていきましょう。
先生も早くみなさんと図工の授業がしたいです!
図工 菅