現在、６年生は「未来のわたし」という題材に取り組んでいます。将来、どんな仕事に就きたいか、どんなことを実現したいか、６年生のこの時期に、これからの自分について思いを巡らすことは、とてもたいせつなことだと思います。この授業は、簡単に言うと、将来、働いている自分の姿、夢を実現している自分の姿を立体につくる活動です。
　ただ、つくって形にするためには、調べるだけでなく、仕事をしている自分、夢を実現している自分に“なってみる”必要があります。どんな場所で、どんな道具を使い、どういう動き、働き方をするのか、立体につくるためには“なってみて”より詳しく調べたり、想像したりしなければなりません。今回の授業では、そのような“なってみて”つくる過程をたいせつにしたいなと思っています。
　１回目の授業では、「13歳のハローワークマップ」、タブレットPCを活用して、自分の好きなことや得意なことから仕事を探してみたり、調べてみたり、スケッチしたりしました。その後、針金で芯棒（骨組み）をつくり、紙粘土で肉付けをし、現在は身につける服、活躍している場、仕事をする上で欠かせない道具などを各自のペースでつくっています。（図工専科）