砧の学び舎
砧の学び舎
せたがやキャリア・未来デザイン教育の推進をめざして
「せたがやキャリア・未来デザイン教育」では、幼児期から義務教育9年間全体を通して質の高い学校教育を推進するため、近隣の保育所や幼稚園、区立小・中学校がグループ(「学び舎」または「学舎」と呼びます。)を構成して、「学び舎」としての教育目標などを設定し、各「学び舎」の小学校の教職員と中学校の教職員が協働して、学校運営を進めることをねらいとしています。
「砧の学び舎」は平成22年度末に、砧中学校・砧小学校・明正小学校・山野小学校の4校で学び舎の発足式を行いました。近年、小学校と中学校の連携した教育活動が大きな課題となっていたことをふまえ、これまでも進めてきた合同研修会等の連携活動をより充実させることをねらいとして、平成23・24年度の2年間にわたり9年教育パイロット校の指定を受け、4校が連携を図りながら教育活動の充実をめざしてきました。今後も、砧の学び舎の4校の小・中学校の教職員と新たに加入した保幼の職員が、地域や保護者の方々のご協力やご支援をいただきながら、一緒に教育活動に取り組みます。
特に平成22年度より、世田谷教育ビジョンにおけるキャリア教育課題校として砧中学校・明正小学校・山野小学校が取り組んできました。この経緯を踏まえ、4校の共通課題として、キャリア教育の視点から学び舎の子ども像を明らかにするとともに、共有化することを通して連携を図っていきたいと考えています。平成23年度には、山野小・明正小・砧中学校において、研究発表会を開催しました。今後も、4校の児童生徒の望ましいキャリア発達を実現できるよう、4校で取り組んでいきたいと考えています。
砧の学び舎の配布文書
砧の学び舎の活動
「砧の学び舎」 教育計画
「砧の学び舎」 教育目標
『めあてに向かい 希望をもって やりとげる子ども』
「砧の学び舎」 重点目標
キャリア教育を推進することにより、幼児・児童・生徒の将来を見つめ、自ら生きる力を育成する。
教育目標・重点目標を達成するための基本方針
一人ひとりの自己実現を図り、社会的自立をめざして、主体的に生きるための意欲、能力、態度の育成を目指す。
- 学ぶ意欲を高め、基礎基本を身につけていく。
- 将来に夢や希望をもたせたり、目的意識をもたせたりできるよう全教育活動を通して実践していく。
- 社会への関心や理解を深め、経験を豊かにすることを通して、勤労感・職業感を身につけていく。
せたがやキャリア・未来デザイン教育で育てたい力・資質の実現のための方針
現在は「せたがや探究的な学び」と「キャリア教育」を柱とした取り組みを進めています。
これまでの取組は以下の通りです。
(1)豊かな人間性
幼児・児童・生徒の交流を促進し、集団や地域の中でよりよい関係づくりができるコミュニケーション能力の育成を通して、めげずに人間関係形成・社会形成能力を高める。
(2)豊かな知力
9年間を通して基礎的な知識及び技能を習得させるとともに、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力を育み、希望に向かって学ぶ喜びや主体的に学習に取り組む態度を養う。
(3) 健やかな身体
心と体を鍛え、最後までやり抜く。
(4) ことばの力
ア 「美しい日本語」を世田谷の学校から
学校行事等の後、感想文や思い出などを俳句や短歌等で表現させたり、読んだ本の紹介文を作らせたりするなど、自己の考えをまとめ伝える力を身につけさせるように取り組ませる。
イ 言語環境
「あいさつ運動」を実施したり、日常の言葉遣いを整えたり、校内掲示物の表現に気をつけたりして校内の言語環境を整える。
ウ 各教科・領域
全教科・領域での教育活動で、学習したことがらを順序立てて説明させたり、学び合いの機会を設定し、コミュニケーション能力や情報伝達力等を育成する。
エ 学校図書館・近隣の図書館の活用
夏季休業期間中に、中学校の図書館を小学生に対して開放する日を設定し、小中学生の交流を図る。また、近隣の区立図書館に都所担当の児童・生徒を訪問させ、企画運営を学ぶ機会を設定する。
「キャリア教育」活動実践 2010
各校学校日記へのリンク
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