学校日記

全校朝会 〜7月27日〜

公開日
2020/07/27
更新日
2020/07/27

できごと

7月27日(月)の朝の時間に全校朝会があり、
校長先生から「良心」についてお話がありました。
校内やクラスの教室には、「人格の完成を目指して」ポスターが
掲示されています。
世田谷区の教育の特色の1つで、子供たちに人として
生きていくうえで大切なことを月ごとにテーマを
決めて取り組むものです。
世田谷区の小学校61校、中学校29校、
合わせて90校が同じように取り組んでいます。
学校だけでなく、町中のあちこちに貼られているので、
地域の方にもお知らせしています。
今月のテーマは「良心」です。
昔、中国の孟子は、「性善説」を唱えました。
人は生まれながら良い心をもっているという考えです。
一方、荀子は「性悪説」を唱えました。性善説とは反対に人間は欲望を
もつため、もともと悪であり、悪い心を努力で抑えているという考えです。
どちらが正しいかという判断は出せません。
しかし、人間の心の中に善と悪のどちらも
もち合わせていると考えます。
「魔が差す」という言葉があります。悪魔が
入り込んだかのように、ふと、普段では
考えられないような悪いことをしてしまうことをいいます。
悪魔は人間の弱い心です。嘘や嫌がること、いじめを
黙って見ていたことはないでしょうか。それは弱い心です。
弱い心に打ち勝って良心に従い行動することが、
人間にとって大切です。

7月は今週で終わりです。
「先生に叱られるから。」「誰かに見られているから。」ではなく、
自分の良心に恥ずかしくない行動を心がけましょう。