学校日記

10/13 校長先生のお話「オリ・パラの精神」

公開日
2020/10/14
更新日
2020/10/14

できごと

校長先生のお話です。(校長先生が出張のため代読しました。)

「90周年記念ミニ運動会ではどの学年も全力を出しよく頑張っていました。競技だけでなく、移動や整列、話の聞き方などの態度が素晴らしかったです。運動会は、ただ「速く走ればよい」「勝てばよい」ではありません。スポーツマンシップが大事なのです。

来年に延期になってしまった東京オリンピック・パラリンピックですが、東京での開催は2回目になります。
昭和39年、今から56年前の10月10日に、東京で第18回オリンピックが開かれました。それを記念して10月10日を「体育の日」として祝日にしました。そして、今年開催される予定だったオリンピックの開会式に合わせて7月24日に「スポーツの日」に変わり、「体育の日」という名前ではなくなりました。

1964年の東京大会は、アジアで初めて開催されたオリンピックです。1945年に戦争が終わり、焼け野原となった東京でしたが、それから19年間、日本人は努力を重ね、東京の町には新しいビルが建ち、復興が進みました。新幹線やモノレール、高速道路は、東京大会のためにつくられました。東京大会は、戦後の日本人に夢と希望、元気と自信をもたらしたのです。
聖火の最終ランナーの坂井義則さんは、原子爆弾が投下された1時間半後の広島で生まれました。坂井さんが聖火を高く掲げて聖火台に点火したシーンは、日本の復興と世界の平和を誓ったとても感動的なシーンでした。

世田谷区にある駒沢公園の体育館ではバレーボールが行われ、東洋の魔女と言われた女子バレーボールチームが金メダルをとりました。また、馬事公苑では、馬術競技が行われました。来年に延期された東京大会でも馬事公苑が使われます。見に行くのが楽しみですね。
平和の祭典といわれるオリンピック・パラリンピックの歴史を皆さんも調べてみましょう。」