12/5 全校朝会 校長先生のお話「世界人権デー」
- 公開日
- 2022/12/05
- 更新日
- 2022/12/05
できごと
12月4日から10日は、人権週間です。
1948年12月10日に第2次世界大戦を反省して、世界における自由、正義、平和の基礎である、基本的人権を守るために「世界人権宣言」が決まりました。
「人権」とは、一人ひとりが生まれた時からもっている「自分らしく生きる」権利のことです。国の違いや肌の色の違い、性別や考え方の違いで差別してはならないのです。
みな同じように大切にされ、幸せに生きる権利があるのです。
わたしたちは、一人で生きているわけではありません。家庭でも学校でも習い事でもいろいろな人と交わって生活しています。気に入らないこと、思い通りにならないこと、いろいろと嫌なことだって、あって当然です。叱られたり、注意されたりすることもあります。でも私たちは人間です。話すことも書いて表現することもできるのです。相手の気持ちや立場を想像する力が備わっています。
相手に、拳を向けなくても、話し合うことで解決できるはずです。暴力では、何の解決にもならず、自分も周りも取り返しのつかない不幸な結果となることを、忘れてはいけません。自分も他人も命は一つです。命のやり直しはできません。かけがえのない命を大切に守らなければいけないのです。
暴力とは、殴ったりけったりすることだけではありません。言葉や態度だって人を深く傷つける暴力となるのです。
各学年の「エールの木」が完成しました。人のよいところ、頑張っているところを見付けて、カードに書いているときは、とても心が優くなったはずです。
誰にだってできないことや、苦手なことがあります。自分では気づかないうちにばかにしたり、傷つけたり差別したりしていることはないでしょうか。もしそういうことを見かけたら、やめさせましょう。できなかったら先生に相談しましょう。
平和な世界を目指すため、相手のことを思い、相手の立場で考え、人として互いを大切にする行動をとれるような人間になりましょう。